これって楽しいことらしい


トライアスロンって楽しいよ、とトライアスリートに言われ真に受けた私。ホントカイ。真実を探る旅、開始!
by trineko710
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三千里な旅

にゃんが帰ってきて介護が始まった。

退院前々日に病院で経管栄養のやり方を教わった。三方活栓がついていて、栓の方向を間違えると、にゃんの胃に空気が入ってしまう。自分がぼけていることは自覚しているので、気をつけなければ、と、メモを取りながら真剣に聞いた。

それでも最初のうちはフードをぶちまけたり、栓が開いていないのにむりやり押し込もうとしたり、と失敗を繰り返した。

先生に「シリンジは一応消毒します」と言われたが、そういえば、どうやるのか聞いてくるのを忘れた。仕方ないのでネットで調べたら、なんと、赤ちゃんの哺乳瓶消毒用のミ○ルトンが良いと言う情報があった。

ミ○ルトンかい。

子供を産んだことはないが、以前勤めていた会社がミ○ルトンの広告を担当していたので、それがなんだかは知っている。

そんなわけで、自分には一生縁がないと思っていたミ○ルトンを買うことにした。

ちょうどその日仕事があったビルにドラッグストアがあったので、店内を探すがない。

「ミ○ルトン置いてないですか?」と聞くと、「赤ちゃんのですか・・・?」と一瞬躊躇され、薬剤師さんらしき人が来て「前は置いてたんですが、もうないんですよ。」と言われる。

まあ、確かに六本木だからな、と思い、自宅近くの別の店に行く。

そこで「ミ○ルトン置いてないですか?」と聞き、「赤ちゃんのですか・・・?」の会話の後、ここでも「置いてないんですよ」と言われ、仕方がないので、駅の反対側の大型店に行く。

そこでもう一度「ミ○ルトン置いてないですか?」「赤ちゃんのですか・・・?」という会話になったときは、「いいえ猫ちゃんのです」といってやりたい衝動に駆られたが、こう見えても小心者なので、やっぱりおとなしく「はい」と答えると、「ここはベビー用品は置いてないんですよ」と言う。

さすがに途方に暮れたら、同じチェーン店で駅の向こう側にベビー用品を扱う店がある、と教えてくれた。

4軒めか、と思いながらその店に入り、一番奥のベビー用品コーナーに行き、棚中探したら目立たないところにひっそり在った。

ようやく探しあてたミ○ルトンを手にもってレジに行った。

もしもここで「赤ちゃんのですが良いのですか」と聞かれたら、立派に大きいお腹をたたいて「ええいいんです私きっとギネスブックに載りますから」と言ってやろうと意気込んでいたら、なにも言われなかったのでちょっとがっかりした。

こうしてミ○ルトン求めて三千里の旅が終わりを告げ、家に帰ったらにゃん用の洋服が届いていた。

この洋服はお腹から出ているチューブを収納するポケットがついている「機能的ファッション」なのだ。

だが、首回りがきつそうだったり、チューブを通す穴が小さそうだったので、やれやれと思いながら「この私が」裁縫箱を出し、切ったり縫ったりちくちくと直した。

そうこうしていると時間が来たので、親にもすることがなかった胃瘻チューブからの栄養補給をし、終わったらげっぷが出るようににゃんを縦だっこしているときに、子育てしてるような介護してるような猫の世話してるようなこの生活、全く生きていると何が起きるか分からないとつくづく思った。
三千里な旅_f0235925_23103648.jpg


今日から私がいるときはカラーを外すことにした。やっぱりくつろぎ方が違う。ちなみに消毒は熱湯消毒で大丈夫だったことを付け加えておく。

# by trineko710 | 2012-07-29 23:12 |

明るい色

にゃんです。

お母さんが「病気の時は奇麗な色を着ようね」といって、洋服を新調してくれた。

ところで、いよいよオリンピックが始まった。

ということは、僕たちに取っては受難の日々が始まったということだ。

今回は僕が病気なので、少しはおとなしいかと思った。

ところがどっこい。

いつもと変わらず、ぎゃあぎゃあとうるさいったらありゃしない。

そんなもんなんだ、と思っている僕の気持ちを察してか、お母さんはこう言った。

「努力と勇気の塊を爆発させる真剣勝負は、見ていると元気になるんだよ」。

そうなんだ、と思い、僕は綺麗な色の服を着て、丸くなってぐうぐう寝た。
明るい色_f0235925_22541660.jpg


# by trineko710 | 2012-07-28 22:56 |

新種の動物

夏子です。うーん、ワタシは女王様だから、夏子よって言った方がふさわしいかしら。

今日はワタシが書くんだ。

・・・今、混乱してるの。

ワタシね、みんなの中でにゃんが一番好きなの。だーい好きなの。

だって優しいんだもん。なんでも言うこと聞いてくれるし。絶対怒らないし。

ワタシ、草食系が好きなの。

だから、にゃんが具合が悪くなって、悲しかった。可哀相だからあまり近寄らないようにしてあげた。私たち、そういうことが分かるの。

でも、この前いなくなっちゃった時は、びっくりした。だから、胃が悪くなって、ご飯を吐いたり、にゃんをさがしてオーン、オーンって鳴いちゃった。

こう見えても、ワタシ、繊細なんだから。

でもね、おととい帰ってきたんだ!

・・・でも。なんか変なの。
新種の動物_f0235925_238021.jpg

ライオンになっちゃったのかもしれない・・・。
新種の動物_f0235925_23894.jpg

にゃんかなあ。
新種の動物_f0235925_2384189.jpg

ライオンだったら襲われちゃうし。
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も少し近寄っても平気かな。
新種の動物_f0235925_231082.jpg

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にゃん・・・?
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・・・・。
新種の動物_f0235925_23105592.jpg

にゃんが肉食系になっちゃってらどうしよう・・・。
新種の動物_f0235925_2311720.jpg


ちなみにこれがワタシのお気に入りの1枚。
新種の動物_f0235925_233397.jpg


# by trineko710 | 2012-07-27 00:41 |

喜びの声

にゃんとうりと牛男と隅男と夏子の母です。

にゃんとうりに、いつもいつも僕たちに頼っていないで、たまにはお母さんも書きなよ、と言われたので、そうすることにした。

さて、今日もにゃんの面会に行ってきた。大体一日おきくらいしか行けないので、今日で4回目だ。そして、行くたびに元気になっている。

しかし、おなかに管も付けているのでどこをどう触ったらよいものか、なんとなく恐る恐るになる。加えて、どんなににゃんがおしゃべりでも「ねえ、聞いてよ、こんなことがあったのよ。ありえなくない?」なんておしゃべりをするわけにもいかない。だって、いくらなんでも相手は猫だから。

でも、入院室に行くと、必ず他の患猫さんの家族もいる。そして、小さな声で、ずーっとささやいていたり、ずーっと触っている。しかも、かなり長時間いるらしい。そうした愛情あふれる光景を見ながら思った。

私ってそっけないのか?

この前、行ってすぐに主治医の先生が来てくれて、15分くらい話ができたことがある。先生が、「では」と立ち去った後、「じゃあね、にゃん。」といい、「失礼します」と入院室を出たら、「あ、もういいんですか?」と言われた。

私ってそっけないのか?

猫だからか?

いや、違う。

思い出した。親の時もそうだった。

父親が入院した時、仕事の後に面会に行ったのでいつも終了時間ぎりぎりだった。そして、顔を見ると安心した。

いちおう、何かすることないか、あたりを見渡すが、食事も終わっているし、姉も来ているので、ほとんど無い。

だから、「お父さん、どう?」とあいさつをし、しばらく横に座っていると、父が優しく「もういいよ。」と言う。「じゃあ、また来るね。」と言って帰る。

母の時もそうだった。いや、母のときはもう少し長く居たかもしれない。でも、手術の後、元気になってくると、やはり母の「もう帰っていいわよ。」の合図で「じゃあね。」と帰った。

やはり、私はそっけないのか?

でも、まあいい。今回は、もう面会には行かないから。

なぜなら、明日退院することが決まったのだ。

というわけで、それをにゃんに告げた時の、喜びの瞬間をご覧ください。
(注:音楽はありませんが声が出ます)。



・・・そっけなくないかもしれない。

少なくとも、猫には。



*生まれて初めて動画をアップしましたが、私のスマホ(アンドロイド)からは見ることができませんでした。もしも動作がおかしかったらごめんなさい。

# by trineko710 | 2012-07-24 00:09 |

応援団

うりです。

今日は、僕が、牛、隅男、夏子とお母さんを代表してにゃんにお見舞いの手紙を書くことにしました。

実はお母さんの家に一番最初からいるのは僕とにゃんなのです。だから、僕たちの間には、特別な絆があります。その点については、お母さんが近いうちに僕たちのヒストリーを書くそうなので、楽しみにしててね。

宣伝はさておき、皆さんもご存じのとおり、にゃんが先週の水曜日に入院しました。

お母さんは、にゃんを病院に送って帰ってきてから、しばらくソファーに座ってぼーっとしていました。まあ、ぼーっとしてるのはしょっちゅうなんだけど、いつもとなんとなく違うんです。

そういえば、にゃんがいません。どうしたのかな。夏子はにゃんに甘えてばかりだから、変な声を出してあちこち探してました。

そしてその夜、みんな、にゃんがいないってこういうことなんだ、って初めて感じました。

なんだか家じゅうがしーんとしていた夜でした。

次の日、お母さんは夕方ばたばたと出かけて行きました。どうやら、にゃんが手術したらしいです。

そうか、だから、いないのか。みんな、ようやくわかりました。

それで、緊急会議を開いたんです。

お母さんのお友だちも、たくさん、にゃんの手術が成功するようにお祈りしてくれたそうです。だから、僕たちも何かしなきゃ、って提案したんです。

そしたら、「何かって何?」って夏子が聞きました。本当にあの子は末っ子の甘えん坊の典型ですよ。

次に誰かが「千羽鶴は?」って言うんですが。まあ、誰だかは伏せておきますけどね。それは、どう考えても肉球的に無理でしょ。即座に却下しました。

その時、ある男が無言で立ち上がりました。

隅男です。隅男が、最初に行動を起こしたんです。
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それを見て、牛も後に続きました。
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僕も、見ている場合じゃありません。
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でも、ここで、誰か足りないでしょ。そう、いつも足りないでしょ。もう、甘えてばかりで、本当に非協力的なんだから。そこの、夏子!
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あ、こちらに来ました。
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でも、何かが違う。牛に甘えてる場合じゃないよね、今は。
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牛が夏子を諭しています。夏子、にゃんのためだよ。
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ああ、そうしたら、あの夏子が言うことを聞いたんです。にゃん、喜んでくれるかな。
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にゃん。僕たち、にゃんを応援するために、みんなでできるだけのことをしたんだよ。

でもね、五輪の奇跡は、にゃんがいないと完成しないの。
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だから、早く帰ってきてね。みんな、待ってるから。

2012年7月19日 うり 牛男 隅男 夏子 より

お・ま・け
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この後、どうもありがとう、って隅男をぺろぺろしました。初めて、ぺろぺろさせてくれました。

# by trineko710 | 2012-07-22 02:17 |