これって楽しいことらしい


トライアスロンって楽しいよ、とトライアスリートに言われ真に受けた私。ホントカイ。真実を探る旅、開始!
by trineko710
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お別れ

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「壊れた。」
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「お母さん、これ直る?」
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「無理だって・・・。」
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「ショックだね・・・。」「うん・・・。」
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さよなら、アマゾン箱。今まで、ありがとう。

今日の練習

10月4日(月) ラン 12.65キロ 1時間33分くらい?時計を忘れた。
       スイム(夜サニー 2350m)

# by trineko710 | 2010-10-04 23:53 | | Comments(0)

近況報告

どうなっただろうかと気にしてくれている皆様へ。

近況報告です。

何の近況報告かというと。

アマゾン箱です。
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「・・・なんか、壊れてきた。」

練習日誌

9月20(月)~26日(日) 食欲旺盛練習オフ週間
9月27日(月)サニー夜スイム(2300m)
9月28日(火)ラン 6.34キロ 49分15秒13(7分46秒/キロ)
9月29日(水)サニー夜スイム(ちょっと遅刻したので1950m)
9月30日(木)ランの予定が雨のため中止・練習オフ
10月1日(金)練習オフ
10月2日(土)練習オフ
10月3日(日)バイク練(稲城~津久井湖~宮ヶ瀬~稲城)
総走行距離:77.04キロ(ガーミンはトンネルを計測しないので、実際はもう少し長い)平均速度 19.5キロ 最高速度 51.6キロ 総上昇量 736m 総下降量 778m 思ったよりアップダウンがあった。宮ヶ瀬から稲城への帰りの尾根幹が行きの数倍きつく感じ、ばてた。
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宮ヶ瀬ダム。高校の時に、仲の良かった友人たちと湖畔にバーベキューに来たことがある。その時以来だった。懐かしかった。

# by trineko710 | 2010-10-03 19:45 | | Comments(0)

アイアンマン70.3セントレア常滑ジャパン(ばいばい、とこにゃん編)

ゴールテープを切った後、応援してくれた人たちにお礼をした。

マーシャルの方々は、と思って後ろを見たら、こちらを振り返りながら立ち去ろうとするところだった。深々と頭を下げた。

そのあと、ありがとうございました、と右側に、そして左側に向かってお辞儀をした。

みんなが拍手で迎えてくれた。

フィニッシュシャーズTシャツを受け取った。

いろいろな方が握手をしに来てくれた。口々に、感動したと言ってくれた。「それはこちらのほうです、皆さんの応援があったから頑張れました。」と言いたかった。心からそう思っていた。でも、「ありがとうございます。」が精いっぱいだった。

コーチと合流した。とても喜んでくれた。一緒に喜んだ。夏の合宿でバイク練をした仲間がそばに来てくれた。彼女はもちろん、私よりもずっと速いタイムでゴールしていた。嬉しかった。三人で写真を撮った。

数回しか会ったことがないのに、東京トライアスロンアカデミーのコーチたちもフェンス越しに来てくれた。私が常滑のことをものすごく心配していたのを知っていた。お互いに、何も言わずに、でも、にこにこして握手をした。

水を飲み、スポンジを返し、徐々に落ち着いてきたのでゆっくりと出口方面に歩きだした。その時に「地元のケーブルテレビ局ですが、インタビューしてよろしいですか。」とマイクを向けられた。

「ええっ!!!」と思ったが、「はい。」と答えた。冷静を装った。

「いかがでしたか。」と聞かれたので、「もう、間に合わないかと思っていたので、間に合って本当に嬉しいです・・・。マーシャルの方が橋を通してくれたので、絶対にゴールしたいと思っていました・・・。本当に嬉しいです・・・。」というようなことを言った気がする。

これで終わりかな、と思ったら、まだマイクが向けられている。

どうしよう、と思って、さらにとりとめのないことを話す。でも、まだカメラはこちらを向いている。どうしたら良いの。

「嬉しい。ありがとうございます。信じられません。夢みたい。」を繰り返したような気がする。そして、カメラを見つめて「本当にありがとうございました。」ともう一度言った。

今思えば、「皆さんに感謝してます。」とか、格好の良いことや、あんなことや、こんなことを言ってほしかったのかなあ、と思い浮かぶが、その時は言えるはずもない。あれは、没になっただろう。というか、お願いだから、没にして、と祈った。

私にとって、生涯初の、そしておそらく最後のテレビインタビューだった。

コーチの知り合いが乗せてくれたので、ほんの少し前に走った橋を車で渡ってトランジションエリアまで戻ることができた。

9時間近く前に選手がたくさんいたトランジションエリアも、残っているバイクは半分以下だった。「よいしょ」と言いながらアスファルトの地面に足を投げ出して座り、脱ぎ捨てたウェットスーツやゴーグルを拾いながら、片づけを始めた。

その時に、ふと「朋子姐さんが橋を渡らせてくれたのかなあ」と思った。

自慢じゃないが、朋子姐さんはものすごく優しくて、仲間を護るために戦うこともいとわない人だった。「通してあげるのよ。こんなに頑張ってるんだから。よろしいわね!」と念力を送ってくれたのかな。想像したらおかしく、そして切なくなった。

ホテルに戻り、シャワーを浴び、フィニッシャーズTシャツを着てアワードパーティーに出た。Tシャツはだぶだぶだったが、気にならなかった。会場でも、ゴールを見ていた人が祝ってくれた。

落し物のボトルがたくさん届いていた。その中で自分のものを見つけた。ああ良かった。

仲間の一人がエイジ3位の表彰を受け、世界選手権の権利も獲得した。

その仲間も一緒に、パーティーの後はホテルの部屋で東京から持ち寄ったシャンパンとワインでお祝をした。もちろん、乾杯は最高の味がした。

翌日はもう一度常滑の街に出て、招き猫を買った。ひどくおなかがすいていたので、ボリュームがありそうなうなぎ屋さんに行ったら、出来上がりまで30分かかるという。

待っている間にとこにゃんにもう一度会いに行くことにした。神頼みから親頼みまでをいきなり背負わされ、さぞかし困惑したに違いない。完走しました、ありがとう、無事にハーフアイアンマンになれました、とお礼を言った。

戻ったうなぎ屋さんで地元の人たちとトライアスロンの話を少しした後、常滑を後にした。帰りは渋滞に巻き込まれたが、何とも言えない穏やかな気持ちでゆっくりと家に帰った。
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三人で撮った写真。目をつぶっちゃった。

「超」長文レースレポートをお読みいただき、本当にありがとうございました。

# by trineko710 | 2010-10-01 00:52 | レースレポート | Comments(4)

アイアンマン70.3セントレア常滑ジャパン(ラン・最後の走者編)

注意:長文です。本当に長文です。何回かに分けようかと思いましたが、一気に載せました。お時間のある時にお読みいただければ嬉しいです。よろしくお願いいたします。

バイクをラックにかけ、ヘルメットを外し、手袋を外す。コンプレッションタイツの上から履いていたバイクパンツを脱ぎ、ランシューズを履き、サンバイザーをつけ、VESPAを飲んで出発した。

トイレが離れたところにあった。1分でも1秒でも惜しかったし、大量に汗をかいていたので、思い切って行かずにランに出た。こんなことは初めてだった。

トランジションエリアの出口に一つ目の給水所がある。時間が気になったが、身体を冷やさなければと思いスポーツドリンクを飲み、ボランティアの人に首筋に水をかけてもらい、スポンジを受け取って走り出した。1時3分くらいになっていた。

走り出してからガーミンをオンにするのを忘れたことに気付く。セットしてもなかなか作動しない。ひとつひとつのことがもどかしい。ようやく動き出した。

しばらくバイクコースと並行した歩道を走る。

暑い。とにかく暑い。またゆでだこだ。

いつものように、ぺたぺたぺたぺたと走る。ひたすら、歩いているかのように、走る。

折り返してしばらく経つと、たくさんの選手が見えてきた。コースが複雑すぎて、反対側を走っている選手が何キロ地点にいるのか皆目見当がつかない。それでも、賑わっているコースを走るのはなんとなく安心する。

しばらくしてからラップを確認する。

キロ8分36秒。

愕然とする。

今までの51.5キロでは、ランのラップはどんなに暑くても、どんなに遅くても、7分30秒台だった。

これが、40キロと90キロのバイクの違いか・・・。

先行きが心から不安になる。

一度だけ、キロ8分30秒台で21キロの練習をしたことがある。その時は2時間54分弱かかった。本当に、ぎりぎりだ、と思った。

キロ表示ごとにラップを確認する。そして、あるとき、更に遅くなっていることに気付く。キロ8分50秒台になったときに、普通の時計表示に切り替えた。ここまできたら、あとどのくらい時間が残っているかのほうが大事だった。

5キロ地点まで来たとき、対面では歩いている選手が少しずつ増えてきた。ちょっとうらやましかった。私は歩いたら、時間に間に合わない。だから、走るしかなかった。

広い公園内の道路をコーンでいくつもに区分けし、行ったり来たりする。折り返しが来ても、それで半分済んだ、ということでもない。複雑極まるコースだったが、ボランティアの指示がしっかりしていたので、間違えることはなかった。

だんだんすれ違う選手の数が減り、ランコース内も寂しくなってきた。

10キロ地点で時計を見る。2時24分。11キロでは2時33分。

キロ9分。

12キロ地点でも、速くなることはなく、2時42分だった。

合計21キロ。このままキロ9分だったら、どうなるのか計算した。

えーっと。21キロから12キロを引くと・・・9キロ。相当時間がかかって答えが出る。それで、9かける9は、っと。九九ができない。うーんっと、はちじゅういち??

心配だったので検算した。9かける10で90だから、そこから9を引くと、ああ、81だ。あってる、あってる。

さらに、2時42分に81分を足すという高度な計算をしなければいけない。

えーっと。81分は1時間21分だから、2時42分に1時間21分を足すと・・・4時3分。

出た答えは「間に合わない」。

12キロを過ぎたところで、完走が本当に厳しくなってきた。

13キロくらいのところで、私より若い女性選手が歩いていた。通り過ぎる時に「まだずいぶんありますねえ・・・。」と彼女は言った。「そうですね・・・。頑張りましょう。」と返事をしたら、おもむろに走り出した。

100メートルくらい伴走しただろうか。ふっと気配がなくなった。後ろから「頑張ってください。」という声が聞こえた。

その後に、かなり軽快な走りの女性が私を抜いて行った。レースナンバーを見ると、私よりもエイジグループが一つ上だった。「まだ、間に合うわよね。頑張りましょう!」と声をかけてくれた。「大丈夫ですよ!頑張ってください!」と言いながら、私はこれ以上速く走れないけれど、と彼女の力強い走りを見て思った。

時間がないのは分かっていたけれど、全ての給水所で停止した。コーラを飲み、スポーツドリンクも水も飲み、身体に水をかけ、スポンジを交換した。ボランティアの人たちが、その都度励ましてくれた。

橋のカットオフって何時だっけ?と思った。

この大会では、中部空港へ渡る自動車専用の橋を渡って空港内の臨時駐車場のゴールまで行くため、橋を渡る手前が最終関門になっている。

4時13分だっけ。12分だっけ。いずれにしても、橋を渡ってからキロ8分で走らなければいけない計算だったことだけは覚えている。試合前から、そこまでぎりぎりになったら、キロ8分で走りきれる自信はなかった。

自転車に乗ったマーシャルが現れた。「後10分で、約1.5キロ。間に合いますか?」と聞かれた。「10分で1.5キロでは無理です。」と答えた。

「ああ、無理だ、これでおしまいか」と本気で思った。でも、もう少し時間があったような気もした。

なぜか止まらずに走り続けた。

それでも、トランジションエリアから、仲間に、コーチに、メールを送っている姿が目に浮かんだ。「橋でカットオフになりました!」

ブログでも報告しなきゃ。みんな、励まし、慰めてくれるだろうけど、残念だなあ。良い報告がしたかった。

朋子姐さん。完走しなかったら、恰好悪いから、書かないほうが良いかなあ。

あ、とこにゃん。完走できなくても、とこにゃんのせいじゃないからね。

そんなことを考えながら走っていたら、年配のボランティアの女性が、私を見て「偉いわねえ・・・。最後まであきらめなくて。眩しいわね。」と言っているのが聞こえた。

特に固い決心があるわけではなかった。実は、駄目だと確信していたけれどなぜかそのまま走った。よくわからない気持ちだった。自分から辞めることないかな、はい、ここまででストップ、といわれたら、やめればいいんだから、という心境だった。

自分がいったいどこに居るのか、どこに向かっているのかもわからぬまま進んでいたら、右手に坂が現れ、そこを先ほどの女性が上がっていくのが見えた。

ここが橋か。ああ、彼女、渡れたんだ。良かった、と思った。

いよいよ橋のふもとに来た時、ボランティアの女性が「あと1分・・・いや、2分!」と言った。それと同時に、先ほどのマーシャルが現れた。

「カットオフですか?」と大きな声で聞いた。止まる準備をした。

「行けますか?」と聞かれた。

思いがけない問いかけに、びっくりした。

「はい・・・。」と答えると、「ここまで来たのだから、ゴールしたいでしょ。」と言ってくれた。

「はい・・・。でも、4時過ぎちゃいます。」と答えると、「大丈夫ですよ。もう少し速く走れば。」と言われた。

「これ以上、速く走れない・・・。」と言ったら「じゃあ、ここだけ少し速く走って。」と促され、橋のチェックポイントに着いた。給水所で水分を補給していたら、おそらく医師だろう男性が、マーシャルに「大丈夫ですか。」と尋ねた。マーシャルは、「はい、この選手を、橋を渡る最終走者とします。」と答え、本部に連絡した。

新しいスポンジをもって橋を渡る直前、係員の男性から「絶対にゴールしてくださいね。」と声をかけられた。

「はい。」と答えて、橋に入った。

4時12分のカットオフを少し過ぎてしまったのだろうか。数秒か。数十秒か。水を飲んでいるうちに過ぎたか、それは分からない。

でも、絶対にゴールして、恩返しするんだ、と心に決めた。

橋を渡りながら「遂に最終走者になったか。」と思った。いつか、どこかの大会でなるとは思っていた。ハーフとはいえ、アイアンマンでなるなら、本望だった。

橋は思ったよりも走りやすかった。時間のせいか、橋の側壁が日かげをつくっていた。

橋に立つ警備員の方が、後少しですよ、と声をかけてくれる。

遠くに人影が見えた。先ほどの女性選手だ。影が少しずつ大きくなる。歩いたり、走ったりしているようだった。

橋を走り終えた。降りたら、前を行っていた女性選手と、先ほどとは別のマーシャルが居た。そのマーシャルは、私の顔を見て「大丈夫ですか?リタイアしませんか?無理してほしくないんですよ。本当に大丈夫ですか?」と聞いた。

ここでリタイアするわけないじゃないか、と憤慨しながら「大丈夫です!橋を、渡らせてくれたんです!絶対にゴールするって約束したんです!」というようなことをものすごい剣幕の早口でまくしたてた。

おそらく何を言っているのか、さっぱりわからなかっただろう。でも、元気なことはわかったらしく「リタイアしないと言っています」と本部に連絡していた。

もう一人の女性は何も答えなかった。でも、一緒に走り出した。

走り出してしばらくしたら「私ね、さっき、もうやめようって思ったのよ・・・。でも、間に合うかもしれないわね。」とぽつりと言った。

「そうですよ・・・。間に合わなくても、ゴールさせてくれるかもしれないし・・・。」と答えた。この時は、本当にそう思った。間に合わず、記録に残らなくてもゴールだけくぐらせてくれたら・・・、それが望みだった。3時28分になっていた。

ほどなくして、彼女が止まるのが分かった。振り向くと辛くなるから、そのまま走り続けた。

18キロ表示を過ぎたころ、自転車に乗ったマーシャルが来た。初めての人だった。無線で「今、最終走者のところです。○○○○番の選手はリタイアしました。」と報告していた。先ほどの女性選手だった。彼女の気持ちを想像した。

このころから、沿道のボランティアの人たちの応援が力強くなってきた。

最後の給水所の前で、マーシャルが「本当に大丈夫ですか?」と聞いた。「はい、私、単に遅いだけで、元気ですから。」と答えた。いつも通り、コーラとスポーツドリンクを飲み、最後のスポンジを握って走り出した。ボランティアの人たちが盛大な応援で送りだしてくれた。

東横インの駐車場を通りがかった。「おーい、おーい」と、私のあだ名を呼ぶ声がした。これから東京に帰る仲間かな。手を振ってこたえた。

私の泊まったホテルの駐車場でも、「もう少しだ、もう少しだ!」とそこにいる人が応援してくれた。

もう一人マーシャルが来た。しばらく二人のマーシャルに囲まれて走っていたら、かすかに人影が見えてきた。

「選手かもしれないので、行ってきます」と一人がそちらに向かった。

100メートルほど走ったら、その選手のところに着いた。その背の高い男性は、汗だくになりながら、私のほうを見、にっこり笑って「頑張ってください。」と、傍らにいた奥さんらしき人が「まだ、間に合いますよ。」と言ってくれた。

「頑張ります。」と応えた。ここまで来たのに。どんなに残念だろう。それでも応援してくれる気持ちがありがたかった。

ようやくあと2キロになった。

「あそこに、タンクがあるでしょう。あの横がゴールですよ。もう、ゴールが見えてきましたよ。」とマーシャルが穏やかな口調で言った。

私は、まだまだあるなあ、と思った。

とぼとぼと、それでも走り続けた。時折時計を見た。いつの間にか、絶対に間に合わない、から、間に合えば良いなあ、に変わっていた。

マーシャルが私の通過点を要所要所で報告していた。

あれが20キロ表示かな、と思ったときにこう言った。

「今、ゴールを開けておいて良いという許可が出ました。ゴールは待っていてくれますよ。」

そうか。ゴールはくぐらせてくれるんだ。良かった。心からほっとした。でも、間に合いたい。間に合ったらどんなに嬉しいだろう、と思って時計を見た。

「後1キロちょっとで、11分です。間に合いますよ。」とマーシャルが言った。

ゴールは駐車場の中にあり、駐車場に入るためのゲートがある。

ゲートに着いた。

ここがそうか。でも、実感がわかなかった。

「あそこにある緑のフェンスのところが最終ランで、最後に右に曲がったら、フィニッシュゲートがありますよ。」

「長いですね・・・。」と言った。

「長くないですよ。すぐですよ。」とマーシャルが答えた。

遠くで「最後の走者の入場です!盛大な応援をお願いします!」というDJの声がかすかに聞こえた。

「ほら、みんな応援してくれていますよ。」マーシャルが言った。

どこかから、私の名前を呼ぶ声がした。周りには観客は誰もいない。誰だろう、と思ってきょろきょろした。後ろを通る車からだった。走りながら後ろを振り向いて、大きく手を振っていたら「ほらほら、ちゃんと前向いて。」と諭された。

ゲートを入った道から右に曲がって、ようやく緑のフェンスに囲まれたフィニッシュロードに入った。

誰かが私の名前を呼んでいる。

サニーフィッシュのコーチだった。このコーチには、バイクのプライベートレッスンも時々お願いしている。つまり、私のへっぽこぶりをこの世でもっともよく知るコーチの一人だ。

まだ何も知らないころ「常滑のハーフアイアンマンに出たいんですよね~」と呑気に話したら唖然としていたコーチが、私を見て「よく走りきりましたね。」と笑顔で言ってくれた。

「こんなに遅くなっちゃいました。」と答えながら、ああ、ゴールまでこれて、本当に良かったとしみじみ思った。

そのあと少しして、一人の女性が「後1分」と言った。

え、と思ってマーシャルを見た。

「そうですね。後1分ですね。もう少し頑張って、そこの右を曲がれば、もうゴールです。みんな待ってますよ。」

私はその言葉に返事をしただろうか。そこからは、良く覚えていない。ただただ、猛然とダッシュをした。

最終の右コーナーを曲がったら、大きな大きなフィニッシュゲートが見えた。デジタルの時計は、8時間29分28秒を指していた。後32秒。周りの歓声と、カウントダウンが、近くで聞こえるような遠くで聞こえるような不思議な感覚の中で、ゴールに突進した。

ゴールテープを切ったとき、後ろの時計は見なかった。見なくても、みんなの笑顔で、間に合ったことがわかった。
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# by trineko710 | 2010-09-29 00:08 | レースレポート | Comments(11)

アイアンマン70.3セントレア常滑ジャパン(バイク・真剣な面持ち編)

大会の前日にとこにゃんまで案内してくれた女性は「常滑は坂が多くて大変でしょう」と言っていた。

大会後、岐阜県出身の仕事関係者が「知多半島は海から急にせりあがるような坂があるんですよね。」と言った。

つまり、地元の人には、このコースは必然的にアップダウンが多いということは推して知るべしだったのだ。それだけでなく、とてもとてもテクニカルなコースだった。

バイクコースの始めの6キロほどは護岸道と漁港の中を走る。ここが試走でどうしても道がわからなかったところだ。

走ってみたら、意外に走りやすい部分と、ぎょっとするような部分があった。

特にぎょっとしたのは漁港の中。直線から90度曲がったところが、いきなり数メートルの短い急坂になっており、路面はすべりどめのためか、わざとでこぼこが付いている。

今年の始め、初めてバイクの路上練習に行ったとき、良く似た場所で見事に落車したことが頭をよぎった。

覚悟を決めて止まらずに走ったら転ばずに登ることができ、私も少しは成長したか、と感慨深かった。が、そのあと小さな坂を下ったところに段差があり、フレームに取り付けたバイクボトルが落ちた。「・・・買ったばかりだったのに・・・。昨日練習したのに・・・。」と悲しかった。

沿道では思いのほか応援が多く、ありがたかった。特に「『お姉さん』頑張って~。」「『お姉さん』格好いいよ~」と声援を寄せてくれた「お兄さん」たち。ありがとう!

さて、14キロくらい走っただろうか。そこまでの平均速度は24.9キロ。まずまず順調だとほっとするが、そこからが長いアップダウンの連続になる。

最初の坂を登った時に、試走よりきつく感じた。試走した時よりも暑かったのと、やはりスイムの後だからだろう。でも、下りがあるからそれで挽回できると思っていた。

が、下りになると、降り切ったところにカーブがある場面が非常に多い。直角カーブも数多くある。繰り返すが私はへっぽこなので、こういう場面では曲がる前にかなりの減速をしなければ危なくて仕方ない。そのため、下りでスピードを出しきれない。

これは前途多難だなあ、と思った。

給水のピットが一か所にあり、2周回のコースなので、大体40キロと75キロ地点に当たる。40キロ地点ではしっかり止まり、水を補給した。落としてしまったボトルを使ってドリンクをミックスしようと思っていたので、蓋なしのペットボトルではうまく混ざらず、難儀する。

アップダウン2周目に入る前に平均時速が22.9キロまで落ちた。23キロ切っちゃったなあ、でも、まあ仕方ないかな。と思ったとたんに、まてよ、と気づいた。

24.9キロから22.9キロまで落ちたということは、この次の周回ではまた2キロ落ち、結局平均時速20キロ台になってしまうのではないか。

スイムとトランジットでおそらく50分くらいかかっているので、バイクのカットオフまで4時間30分。時速20キロでも間に合うとしても、これではランがきっと走りきれない。

この瞬間から、制限時間まであと何分、とひたすら計算し続ける長い長い旅路が始まった。

思った通り、次の周回では順調にアベレージが落ち、一周目より登りがはるかにきつくなり、周りを行く選手は減り続け、そして暑くなった。

汗が滴り落ちてくる。

本当に暑い日だった。熱中症になった選手もかなりいた。救急車も二台見た。

75キロ地点に着いたとき、二度目のピットインストップをしようかどうか真剣に悩んだが、まだドリンクが十分あったので、パスすることにした。本当は水をかぶりたかったけれど、どうしても1時までにはランに出たかった。そうすれば、ランで3時間ある。

残り14キロはずっと時計のデジタル表示を睨み続け、ようやくバイクフィニッシュしたのは12時58分だった。

大会後に、「バイクで二回すれ違ったんだけど、ものすごく真剣な顔をしてたよ。」とチームメートが言っていた。

そう。だって、身体を動かしながら、ずっと計算してたから。コワいほど真剣だった。

初めて試合で90キロ走った後、左のクリートを外し、右を外そうと思ったとたんバランスを崩し、久しぶりに立ちゴケした。
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こんな住宅地も走る。
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ここは一般道に出たところ。

# by trineko710 | 2010-09-28 00:43 | レースレポート | Comments(0)

アイアンマン70.3セントレア常滑ジャパン(スイム・はったりはなしよ編)

先週金曜から名古屋出張でした。

昨日は、一週間前とは打って変わってさわやかな気候。今日は曇りで、これだけ涼しければレースがどんなに楽だったろうと思わずにはいられませんでした。

もうずいぶん昔のように感じつつありますが、それでも大切な経験をしたので、レースレポートを続けます。「長い」レポートを読んでくださっている皆様、ありがとうございます。

アイアンマン70.3セントレア常滑ジャパン(スイム・はったりはなしよ編)

このブログにも書いたが、レース1週間前に水温によってはウェット着用禁止と発表になった。ただ、世界選手権や表彰を狙わない選手は着てもよい。だから、私は当然着ても一向に構わない。というよりも、普通、着るだろう。

しかし、私には昔から、自分でも理解不能な、極めて不可解な正義感が時折頭をもたげることがある。

とにかく発表が急だった。私は三種目の中ではスイムが一番まともだ。でも、じゃあ、スイムがとびきり速いかと言うとそうではないが。でも、ランが得意でスイムが一番苦手な選手が水着で泳ぐとしたら、、私も水着で泳がなきゃ申し訳ないんじゃないか、という今考えても不思議な理屈で、水着で泳ぐことにした。

しかし、そうすると周りの選手は、私が世界選手権を狙うレベルの選手だと誤解をするだろう。その視線に耐えられるだろうか。

「いえ~、水着で泳がなきゃ悪いような気がして、でも、きっとこの大会で一番のへっぽこなんですよ~。」といちいち説明するわけにもいかない。説明しても理解してもらえないだろう。

そこで決めた。

ここは、はったりでいこう。

私を知る人は「なんで水着着てるの?」と思うだろう。でも、そのほかの1000人近い選手は私を知らない。

だから、強気で浜辺に立てばよいのだ。真実が明らかになるのは8時間も後だ。

そうだ、そしたら、トライアスロン会場では見たことがないけど、競泳選手みたいにスタート前に、腕や腿をぺちぺち叩いて筋肉に刺激入れちゃおうかな。スタート台もないんだけど、ぴょんぴょんその場ジャンプもしちゃおうかな。でもそれは砂場でやるとめり込みそうだからやめようかな。

よし、決めた。そうしよう。

ところが、前日の競技説明会で水温24.1度と発表があった。1日で海水温が急激に上がるわけはない。ウェット着用可になると判断し、残念ながら私の一世一代のはったり計画は日の目を見ることはない、とその時点で確信し、その通りになった。

結局当日の水温は24.5度。競技本部の前の白板にウェット着用可と書いてあるのを確かめる。

駐車場への道が混んでいて、最終的に停めたところがひどく遠かったため、ゆとりを持って支度ができるはずが、思いがけずバタバタした。

ようやく入水チェックを済ませ、りんくうビーチに出るがコースが良く分からない。何度も係員やマーシャルの人に確認し、「分かりにくいので放送してください」とお願いする。

私は最終の第五ウェーブだったが、前のウェーブの選手がかなり流されているのがわかる。そのためいつも以上にヘッドアップして目標物を確認しながら泳ぐ。

そのおかげか、第三ポイントまではかなり順調に泳げた。海に朝陽が映り、きれいだなあ、と思うゆとりもあった。

しかし、第三ポイントからフィニッシュゲートに向かう直線に入ったとき、大海原から浜辺がまったく確認できなかった。

自分の目で確認せずに泳ぐのは嫌なのでしばらく立ち泳ぎをしながら目を凝らすが、まったくわからない。「どこ?」とつぶやいたら、どこからか別の選手も「どこ?」と言っている声が聞こえた。しかたないので、生れて初めて他の選手の泳いでいる方向に向かって泳いだ。

しばらく泳いだらようやく浜辺が見えた。ほっとしたのもつかの間、ヘッドアップするごとに流されていることに気付く。

何度も何度もスイムフィニッシュゲートを確認し、ようやく到着。泳ぎ終えて時計を見たら41分45秒。40分を超えてしまったが、このコンディションではしかたないや、と思う。

でも、計測地点がどこだかわからない。小走りで浜辺からトランジットエリアに向かう途中、階段があり、そこで見事にずるっとコケた。ああ、はったり中でなくて良かった、と思って更に進む。途中マットがあり、ここが計測地点かな、と思う。

スイムが目標より数分遅れてしまったので、トランジットで「自分なりに最高に急いで」バイクに向かった。

スイム:泳いだ後にこけ、結構走ったため、結局43分14秒。
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トランジットエリア。これは前日の風景。
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りんくうビーチ。これも前日。

# by trineko710 | 2010-09-26 23:03 | レースレポート | Comments(0)

アイアンマン70.3セントレア常滑ジャパン(ついに来た編)

いよいよ大会前日になった。

本当は金曜日の早い時間に東京を出て、疲れない程度にバイクコースを試走しようかと思ったが、やらなければいけないことが山積みで明るいうちに現地入りすることはあきらめる。

やらなければいけないことの一つは、親の墓参りだった。彼岸の日も、大会翌週の週末も仕事なので常滑に行く前にお参りをし、「完走祈願」もしてこようと思っていた。つまり、親頼みだ。

ところが、夜中に家を出るときに、あっと思った。

忘れた。墓参りに行くのを忘れた。

何という親不孝な娘。

しかし、親にしてみればいきなり完走を頼まれても困っただろう。だから、来なくてかえってほっとしているに違いない、と前向きに考えることにした。

真夜中に出たので、到着したのは夜明け近かった。
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こうなったら今日は一日寝不足で過ごしたほうが夜よく眠れるだろう、とここも前向きに考え、少しだけ仮眠をする。

10時からの競技説明会に出席する。空港内で開催された。
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その後選手登録を済ませ、昼食は鰻の櫃まぶし。渋滞にはまっているチームメイトにお先にこんなもの食べてます、と写真を送って羨ましがらせる。
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その後ようやくバイクコースの試走にでる。この前わからなかった漁港内を行ってみようと思ったが、今回もコースがわからず途中までで断念。

バイクコースの一部。
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今回の試走の目的は、補給ができることの確認もある。

ハンドフリーで給水ができるボトルは大型で1.5リットル弱入るものにし、それに加えて、フレームに付いているボトルケージを変えてみた。フレームが小さいので、へたっぴの私はボトルを取り出すことができても、なかなか元に戻すことができない。ボトルケージ自体を変え、少し押すと開口部が開いて角度をつけてもボトルを挿入できるものにした。

実験してみたら、ボトルの出し入れ成功。給水所が少ないので、2リットルあればかなり安心と、ほっとする。

次は補給食の練習。ドリンクもゼリーも口が甘くなるが、口なおしにおにぎりを食べるほど片手を離して乗る実力がないので、一口で食べられるお煎餅を試してみることにした。四角い塩煎餅と、うにせんべいと、あとチーズアーモンド煎餅の三種類を用意。私は甘いものは好きではないが、煎餅は大好物。特にチーズアーモンド煎餅が一番好きだが、何と、暑さでチーズクリームが溶けてべたべたになっていた。泣く泣く却下。うにせんも、小粒すぎて取りづらく、却下。四角い塩煎餅は食べられたのでこれだけにする。やっぱりなんでもやってみなければわからないなあ、と妙に感心する。

補給食をいれたベントーボックスからおせんべいを出し、口に運んだ時には「出来た、出来た」と感激したが、味はわからなかった。なぜならそこには畑特有のたい肥のにおいが漂っていたから。何かを食べるには、非常に不向きな場所だった。ちょっと悲しい。

常滑市にはたくさんの池がある。
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畑の中にも招き猫が。
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途中休んだコンビニで二人の男性と話をした。岐阜県の選手だそうだ。「トライアスロンを始めてどれくらいですか」と聞かれたので「最初のレースが今年の四月です。」と答えたら、びっくりされた。そりゃそうだ。二人は一年前に始めたそうだ。ミドルの距離は初めてなので、とりあえずコンビニで休憩して対策を練ることにした、と言っていた。私よりもずっと実力があるに違いないが、同じように不安を感じている選手がいると知り少し安心する。

試走を終え、次はトランジションエリアに行きメカチェックを受ける。クリートがすり減っていることに気づき、取り替えてもらう。大きなレースで不安になっているときに、顔なじみのメカニカルの人に丁寧にバイクをチェックしてもらえるのはとてもありがたい。

バイクの車検も、ヘルメットの検査も合格。私より先にアイアンマンになる。
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もう夕方になっていたが、明日の会場のりんくうビーチにはまだたくさんの海水浴客がいた。バーベキューのにおいもする。明日は、まったく違う雰囲気になるのだろう。

夜はチームメートたちと食事をする。みんな私よりずっと速いし、ほとんどのメンバーがレース直後に東京に帰る予定だ。私はゴールできるかどうかすらわからないので、絶対に待っていないでね、と何度も念を押す。

食事会も8時には終わり、ホテルに戻り、仕度を済ませ、12時頃に就寝する。
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夕暮れのりんくうビーチ。

# by trineko710 | 2010-09-24 23:47 | レースレポート | Comments(0)

アイアンマン70.3セントレア常滑ジャパン(お涙頂戴はなしよ編)

大会当日皆様に報告した通り、アイアンマン70.3セントレア常滑ジャパンは無事に完走することができました。

総合時間 8時間9分51秒(完走者914人中910位)
スイム 43分14秒(466位)
バイク 4時間17分36秒(931位)
ラン2時間58分10秒(878位)
トランジション(スイム→バイク)6分08秒
トランジション(バイク→ラン)4分43秒

本当に応援ありがとうございました。最終走者だったのに、順位が最終ではないのは、ウェーブによってスタート時間が違うため、私より早くスタートした選手も多くいたためです。

では、レースレポートです。
ちなみに、ミドルのレースです。いつものショートの2倍以上の距離です。
なので、レポートも「きわめて」長文です。許して。
では、よろしくお願いいたします。

アイアンマン70.3セントレア常滑ジャパン(お涙頂戴はなしよ編)

常滑のバイクコースに試走に行った。

大会に出ようかどうしようか、まだ迷っていた時のことだ。

キャンセル待ちの連絡が来たときに、大会委員会に制限時間について問い合わせたところ、8時間10分ということだった。頭の中で計算をしてみると、ランで焦らないようにするためには、バイクを4時間で回れれば理想的だった。

空港のまわりだから、バイクコースはフラットだろう、という何の根拠もない思い込みから、時速23キロだったら大丈夫かな、と思いエントリー料金を入金した。

それからずいぶんして、バイクコースは激しいアップダウンの続くコースだということが分かった。

焦った。

私が出場したアップダウンの続くコースと言ったら、ひわさうみがめトライアスロンがある。あの時は、トランジションが入っていたとはいえ、平均時速約20キロで、合計2時間近くかかっている。

バイクに4時間半もかかったら、時間内にゴールできない。

どれくらい時間がかかりそうか、とにかくコースを走ってみることにした。

そして、一つ一つの坂は登りきれる勾配だけれど、これを90キロ続けて走ったときに、4時間以内でバイクを終えるのはかなり難しいだろうということを実感した。

帰りの車の中で、どうしようかな、とずっと考え続けた。

あまりにも無謀ではないか。まったく、どうかしてる。トライアスロンを始めて、まだ数カ月しかたっていないのに。去年の暮れから練習を始めたといっても、途中怪我等で練習できなかった時もあったので、実際はまだ半年くらいしか経っていないじゃないか。

やっぱり、棄権したほうが良いだろうか。

運転しながら、ため息しか出なかった。

その時に、急に朋子さんの顔が浮かんだ。

朋子さん。愛称は朋子姐さん。

私よりも二つ年上で、最愛の夫と猫二匹と暮らす、美人で才媛で、良家のお嬢様として育ったのに気取ったところは少しもなく、上のひとにはへつらわず、下の者へは面倒見がよく、めっぽう酒に強い、仕事を通じて知り合った友人だった。そして、一年に数回、朋子姐さんを含む友人たちと誰かの家に集まり、美味しい料理を食べつくし、ワインを飲みつくし、そして、おしゃべりをしつくす、ということをここ何年間も続けていた。

去年の12月23日にクリスマスパーティーがあった。

そのときに「トライスロンに出るんだ」とみんなに報告した。

いきなり突拍子もないことを言いだした私を、みんなは応援してくれた。

朋子姐さんは「どこでやるの?」と聞いた。

「石垣島。」と答えると、「あら、近場ではないの?」

「近場だったら、応援に行きたいわ。」と言ってくれた。

思いがけない言葉に「あるかもしれない。探してみる」と答えながら、私はその言葉がとても嬉しかった。

年が明け、お正月が過ぎてまだ日が浅いときに、朋子姐さんは突然亡くなった。

心臓発作だった。

あまりのショックに、しばらくは泳ぐのも走るのも、何をするのも気力がなくなってしまった。

でも、応援してくれたから、と思いなおし、それから一月ほどたってから練習を再開し、4月の豊崎の大会に出て、完走した。飲み仲間たちと、朋子姐さんが応援してくれてたよね、きっと、と話した。

竹を割ったような性格の彼女は、お涙頂戴が大嫌いだった。わたしも、好きではない。だから、毎回大会に出るたびに彼女のことを思い出しながら、ということはなく、それからはたんたんと練習し、試合に出るということを繰り返した。

それなのに、突然、車を運転していて彼女のことを思った。

朋子姐さんは亡くなる10年以上前に、ごくごく初期のガンの手術をし、完治している。でも、その経験から「人間はいつ死ぬかわからないのだから、好きなことして暮らすのよ。」とよく言っていた。そして、その通りになった。

「生きているんだから、やりなさいよ。」

と聞こえたような気がした。

そうだよな、と思った。

トライアスロンは私にとっては遊びだ。でも、こんな遊びも、今、偶然生きていて、たまたま健康だから、やろうと思えばできる。来年どうなっているかなんて、わかりはしない。

出よう。

冒険だし。失敗してもいいじゃないか。

完走したら、朋子姐さんのこと、書こうかな、と思った。

「心配しないで。お涙頂戴にはしないから。」と心の中で約束した。
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試走の時にホテルから見えた夜明け。

# by trineko710 | 2010-09-23 00:14 | レースレポート | Comments(2)

アイアンマン70.3セントレア常滑ジャパン

応援してくださった皆様、ありがとうございました。

夢の完走しました。

8時間9分51秒、制限時間9秒前、最終走者でした。

嬉しかった。

本当にありがとうございました。

# by trineko710 | 2010-09-19 20:52 | レースレポート | Comments(8)

アイアンマン70.3セントレア常滑ジャパン(待望の出会い編)

常滑に来たら、絶対に会いたかった。
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とこにゃん。

誰でも知っているかと思ったら、聞く人聞く人「僕、ここ出身じゃないので」とか「私隣の市のものなんです」という答えが返ってきた。どうしよう、会えなかったら、と思ったら、空君という犬の散歩をしていた女性がとても親切に案内してくれた。

恒例の神頼みをしようと思ったが、残念ながら神社が見当たらなかったのでとこにゃん頼みにした。

常滑市では日本の招き猫の80%が生産されているそうだ。ぜひとも買って帰りたい。

招き猫通りがあり、壁面に芸術家の作った猫が展示されており、各々にテーマがある。
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一番最初にかわいいと思った猫。
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しかしテーマはぼけ防止だった。

非常に大事だが、今回の目的に合ったものを探そう。

あったあった。
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これも大事。
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猫たちのことも。
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そして、これは普遍的に大事。
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いよいよ今日になった。なんだか信じられない。

恒例の目標タイム。

スイム(1.9キロ)40分 潮がキツイらしい。難しいかも。でも、目標は目標。
バイク(90キロ)平均時速23キロで、4時間。どうなるかな・・・。
ラン(21キロ)練習で走った時は2時間36分~53分だった。暑い中走るので、2時間45分かな。
トランジット 20分。え、長い?まあまあ。

合計は・・・7時間45分。制限時間8時間10分。果敢な目標タイム。でも、本当は8時間9分59秒でも完走できればいいんだ。

完走できますように・・・。とこにゃん、よろしくね。

# by trineko710 | 2010-09-19 05:07 | レースレポート | Comments(2)

常滑到着

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この子の名前は「謎の旅人フー君」というそうです。

# by trineko710 | 2010-09-18 05:55 | レースレポート | Comments(0)

調整

明日常滑に移動する。

現在、準備度20%。寝られるのか、今日。

あ、明日じゃない。すでに今日になってる。

9月14日(水)スイム(SSS) 1000m位? 水温に合わせて3パターンのスイムウェアをトライした。

① コンプレッションタイプのバイクパンツとブラトップの上にウェットスーツを着る。これは、バイクパンツのパッドが浮力がありすぎ、却下。

② トライスーツのパンツとブラトップの上に、ひと月前に買っていたけど忘れていた、新しい水着(でも高速競泳用水着ではない)を着る。これは、下半身がきつく感じた。

③ ②と同じだが、上に着る水着は古くてサイズが一回り大きい。これが一番楽だったかも。でも、水の抵抗満載。

ということで、③に決定。コーチにお願いして、練習メニューも一人調整メニューで泳いだ。だから、泳いだことでは疲れなかったけれど、何度も着替えたのでそれで疲れた。

アマゾン・ドット太郎。
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ちょっとピンぼけ。後ろに牛が並んでいる。なぜこの箱はこんなに人気なのだろう。

# by trineko710 | 2010-09-17 00:37 | トライアスロン | Comments(3)

トランジション

9月13日(月)スイム(夜サニー)2300m/2350m中
9月14日(火)ラン 4.88キロ 36分40秒48(7.31分/キロ)

そしてトランジションの練習。もしもランまでたどり着けたら、21キロと長いのでいつも練習中に履いているサポートタイプのタイツを履こうかどうか思案中。履くのに時間かかるからなあ・・・。

というわけで、何分かかるか、ストップウォッチで測ってみた。

2分26秒。

当日はバイクの後で疲れてるだろうし・・・。手がしびれてるかもしれない。そうしたら、ますます時間がかかる。

トランジションが5分長くなっても、着たほうが良いかな・・・。

練習すると、速くなるのだろうか?
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箱牛久々に登場。アマゾン・ドット・牛。

買い物に行く時間がない。

# by trineko710 | 2010-09-14 23:31 | 練習 | Comments(0)

子供のころから夏が好きだった。

小学校三年の時に、両親が夏休みの旅行として大磯に連れて行ってくれた。そこで、自分は泳げない母がプールの上から泳ぎを教えてくれたのを今でも覚えている。

真っ黒に日焼けしたので、黒んぼ大会(これって今は差別語??)に出た。

網を持って、蝉捕りもした。

時々冷夏になると心から悲しかった。

二十歳を過ぎてから、ハワイに5年間住んだ。学校は思いのほか忙しく、なかなかビーチには行けなかったけれど、それでもやっぱり真っ黒になった。ハワイ大学の構内を歩いていると、ときどき日本の観光客が道に迷っている。だいたいがブックストアーを探しているので、教えてあげると、「日本語上手ですね~」と、本気で言われた。

日本に帰ってきてからも、20代はやっぱり夏には真っ黒になり、当時の会社の人たちに夏の風物詩と言われた。

ダイビングを始め、ますます夏が待ち遠しくなった。

ところが、いつの間にか夏に肌を焼かなくなった。

ダイビングにも行かなくなった。

会社を辞め、独立してからは夏にまとまった休みを取ることもなくなり、いつの間にか夏は単に「暑い中仕事をする季節」になっていた。

ときどき、どうしてあんなに夏が好きだったんだっけ、と思い出せなくなった。

2004年に両親が亡くなった。

父は2月だったが、母は8月のお盆の時期だった。

それから、夏になると寂しい気持ちも加わるようになった。

でも、今年は違った。

まるで子供のころに戻ったように、とりわけ暑かったこの夏に、炎天下泳いだり、自転車こいだり、走ったりした。

外を駆けずり回った。

バイク練の時に、「暑いよ~」などと仲間と言いながら、コンビニの外の地べたに座ってアイスキャンディーを食べた。

なんだか、阿呆だなあ、間抜けなことしてるよなあ、と思った。

でも、楽しい夏だった。

久しぶりに、楽しかった。

そして、なんで夏が好きだったか、思い出した。

まだ暑い。

そして、今週末、私にとってはこの夏最大の大会がある。

この夏最大の冒険の後に、秋が来る。
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9月11日(土)ラン 4.11キロ(29分51秒90 7.16分/キロ)
9月12日(日)バイク練 大井ふ頭4周 38.8キロ スピードは気にせず、回転数だけ維持。最後にDHバーを持つ練習。だんだんバイク練が楽しくなってきた。

# by trineko710 | 2010-09-12 23:34 | 「楽しい」 | Comments(0)

新たな悩み

今日、常滑に出る友人が、ホームページに新しいウェットスーツ規則が載っていると教えてくれた。

2010年9月1日からアイアンマンとアイアンマン70.3のスイム時に着用できるウェアの規定が変わり、水温が24.5度より高い場合は、すべて織物で肩・膝を覆わない水着(ジッパー付き可)になった。つまり新たな規定によると、この水温を超えると、ウェットはおろかラバー素材の水着も、足首までの水着もだめなわけだ。

水温が24.5度以下の場合はウェットスーツ着用可。24.5度より高く28.8度まではウェットスーツを着用しても良いが、その場合は世界選手権スロット及び各賞の対象にならない。

英文では水温28.8度以上になった場合はウェットスーツ禁止と書いてあるが、セントレアのホームページでは「プロのみ」ウェットスーツ禁止と書いてあったので、ここはローカルルールになるのだろうか。

英文ホームページには水温が24.5度より高い場合に着用できる水着やトライスーツのリストが載っており、欲しいものもあったが、海外メーカーのものばかりなので、あと一週間では入手するのが難しいだろう。

ただ、英文では細かく着用可能の水着の規定、例えば長さや素材についての規定がされていたが、常滑の日本語のHPではそこまでは触れられていない。でも、英文ルールのリンクが貼ってある。つまり、すべて英文のルールに沿う、ということなのだろうか。そうしたら、細かい水着の長さや、素材についてはおいおいHP上で日本語で発表があるのだろうか。もしくは、水着であれば、そこまで細かいことは問わないということなのだろうか。

そこは凄く大きな問題なんだけど。

あらゆる可能性に備えて各種用意していくと、大荷物になるんだけど。

現在競泳用として認められている水着だったら安全だろうけど、そうしたら、私は買い足さなければいけない。また買い物かい。買いに行く時間、あるかなあ。大会用の水着は試着したいし。

何にしても、私にとってはショック。

一つには、海で泳ぐ場合にウェットスーツを着るのに慣れたから。

更に、競泳用水着の下にトライスーツなどを着るのは難しいので、トランジションで総着替えとなると、トランジションの時間が更に長くなるから(涙)。

世界選手権のスロットも、各賞受賞も私には関係ない。でも、せっかく出るなら、みんなと同じ条件で出たいとは思う。

でも、完走が危ないのだから、少しでも時間短縮のために割り切ってウェットを着るべきだろうか。

ああ、また大会前に悩むことが増えた。

クラゲがいたらいやだなあ。
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「僕も一緒に考えてあげよう・・・。」
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「・・・と思ったけど寝ちゃった。」

9月10日(金) 練習オフ

# by trineko710 | 2010-09-10 23:36 | トライアスロン | Comments(0)

一人で出来るもん

9月8日(水) スイム(SSS)3300m
9月9日(木) バイク練「一人で」 15キロ
ラン 6.52キロ(45分33秒95 6分59秒/キロ)

生まれて初めて、「一人で」東京の公道をバイクで走った。

訂正。

マウンテンバイクでは走ったことがあるから、初めて競技用バイクで走った。ほんの少しだけど。ちょっと道に迷ったけれど。明るいうちに帰ってこようと思ったのに暗くなったけれど。

少しずつ道も覚えたら、自主練できるようになる。

ちょっとわくわくした。
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「このまま涼しくなってくれないかな・・・。」

# by trineko710 | 2010-09-09 23:20 | 練習 | Comments(2)

練習

うつくしま以降の練習日誌

8月23日(月)練習オフ
8月24日(火)ラン・6.32キロ53分
8月25日(水)バイク練 71.62キロ
8月26~29日 出張のためオフ

8月23日~29日まとめ
スイム0
バイク71.62キロ
ラン6.32キロ


8月30日(月)練習オフ
8月31日(火)ラン・21.097キロ走 2時間52分(8分10秒/キロ)途中休憩なし
9月1日(水)スイム(SSS・遅刻のためメニュー3500m中2200mのみ)
9月2日(木)練習オフ
9月3日(金)練習オフ
9月4日(土)練習オフ
9月5日(日)バイク練30キロ

8月30~9月5日まとめ
スイム2200m
バイク30キロ
ラン21.097キロ


9月6日(月)スイム(夜サニー・2500m)
9月7日(火)ラン10.54キロ(1時間18分)途中休憩なし

こうやってまとめて見ると、うつくしま以降、結構練習不足?

でも、常滑前に今更あせって練習量を増やしても逆効果だと思うので、割り切るしかない。

そういえば、今日ランのコーチにこう言われた。

「うつくしまのトランジット、10分以上かかってるじゃないですか。」

・・・気がつきましたか。

目標8分だったんだけどなあ。

でも、スイムが終わったら、スイムグッズ袋を係りの人が移動してくれるから、その中にウェットスーツをたたんで入れなきゃいけないし、ゴーグルやキャップも、ちゃんとしまわなきゃいけないしぃ。

バイクが終わったら、スタンドにつるしてあるラングッズ袋を取って、その中から靴やサンバイザーを取り出さなきゃいけないしぃ・・・。だから、だから、時間かかるわけ。

とぶつぶつ言っても、納得してくれなかった。

そういえば、みんなトランジット速いなあ。

なぜだろう。

常滑に出るとした場合(すみません、往生際悪くて)、1分1秒が貴重だから、トランジット少しでも短くしないと。やっぱり、4種目目として練習しなきゃだめだろうか。
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「決心したのかな。」

# by trineko710 | 2010-09-08 00:07 | トライアスロン | Comments(0)

決死の覚悟

今日は佐渡国際トライアスロン大会の日だった。

友人もたくさん出て、みんな立派な記録で完走した。

私は去年の今頃は、将来トライアスロンをするようになるなんて、夢にも思っていなかった。

でも、今、やっている。

やってみたことのないことをやってみたくなったから。

マスターズ水泳を長年やっていた。でも、親の介護や、仕事などで、ブランクができることがある。2年集中して泳いで、そのあと2年休んでまた復帰、ということの繰り返しだった。

そして、復帰するごとに、以前の泳力に戻るのに時間がかかるようになった。

それは仕方ない、と割り切っていても、時々昔を思い出した。

去年の5月に、何度目かの3年近いブランクを経てプールに戻ってから半年経ったころ、急に新しいことをやってみたくなった。

昔の自分がいないことを。

そして、11月にいきなり石垣島トライアスロンに申し込み、自転車を買い、今年に入ってから練習を始めた。

4月に初レースに出た。

ブログを始めた。

ほどなくして、常滑のハーフアイアンマンのキャンセル待ちに申し込んだ。

初めての大会でおもしろそうだったから。

そして、トライアスロンのきつさ、特にバイクのきつさが身に滲みる前だったから。

キャンセル待ちで良かった、と思った。

だってまだ早いから。もっと準備してからにしよう。

そうしたら、キャンセル待ちの繰り上げの知らせが来た。

迷った。

とりあえず、お金だけ払っておくことにした。

その時に決められないことは、後回しにする性格だから。

そして今、大会は2週間後に迫っている。

決死の覚悟で、ブログに書くことにした。

書いたら、「普通の人は」出るから。

でもなあ。

私、ブログで発表しても、辞めることあるからなあ。

でも、エントリー料金4万円もしたし。頑張れるところまで頑張ってこようかな・・・。

スイム1・9キロ。バイク90キロ。ラン21キロ。制限時間8時間10分。

これからは、愚かで浅はかで先のことを考えないお祭り好きの性格を正し、大人らしく、身の丈を考え大事なことを決めるときには必ず10数えることを、誓います。これも決死の覚悟で、誓います。
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「生きて帰ってこられるかな・・・。」

# by trineko710 | 2010-09-06 01:09 | トライアスロン | Comments(2)

うつくしまトライアスロンinあいづ(走る軟体動物編)

福島に行く前に友人にこう言われた。

「福島って暑いんじゃなかった?」

私はこう答えた。

「そうだっけ?でも、8月も後半だからそうでもないんじゃない?」

ごめんなさい、私、間違っていた。

大会後、一泊して翌日自宅に戻ったら、その夜のニュースでこう言っていた。

「福島市の気温は37.1度でした。」

福島は暑かった。

そして、その日の朝刊の一面の見出しがこうだった。

「炎暑延々」

そう、全国紙の一面の大見出しになるほど、よりにもよってひときわ暑い日だったのだ。

その、酷暑の2010年8月22日の日曜日、会津若松の会津大学では日かげがまったくというほどない大学の周辺を10キロも走るという、ある意味真夏の我慢大会のようなランが行われたのだった。

そして、そこで世にも珍しい走るゆでだこが目撃されている。

手足の数からいうと8本の半分の4本しかない。

しかし、足の裏に吸盤がついているのに違いない、ぺたぺたとした走りやその顔色は、まさにゆでだこそのものだったそうだ。

そして、そのゆでだこは750メートルごとに設置されている給水所で必ず身体に水をかけ、スポーツドリンクを飲み、スポンジを二つ受け取って、次の給水所までじゃーじゃーとスポンジを絞りながら息も絶え絶えに走っていたそうだ。

そして、とにかく暑かったことしか記憶にないらしい。

また、最後の給水所を過ぎてもなお、スポンジを二つ持っていたため、どうやらスポンジを握りしめながらゴールしたらしい。

ゴール間際で、待っていてくれた人間の友達とハイタッチをし、ようやくフィニッシュした後、その友達はしみじみとこういったそうだ。

「顔、真っ赤だよ。」

そう。だって、ゆでだこなんだから。

ラン:1時間13分47秒

あの暑さの中、ゴール手前で一人ひとりの選手を待っていてくれ、ハイタッチをしてくれた昨年度優勝の井上選手、そして、朝8時からの炎天下、応援をしてくださった皆様、大会関係者やボランティアの皆様、本当にありがとうございました。
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「そのころ僕たちは冷房のきいた部屋でお留守番をしていました。」

# by trineko710 | 2010-09-04 00:28 | レースレポート | Comments(0)

うつくしまトライアスロンinあいづ(バイクに必要な読解力編)

法律文書は分かりにくい。何が書いているかわけがわからない。

ありとあらゆる可能性を網羅する必要があるからだそうだ。

トライアスロンの大会要項は法律文書ではない。だから、大まかに特徴をとらえた文章で十分だ。そして、「特徴をとらえた文章」が何を言わんとしているか、行間を読み取るのは参加者、つまり自分にかかっている。たとえば、「大小合わせて100以上のカーブがあり、トンネルがあるから明るめのサングラスを勧める」というひわさうみがめトライアスロンのこの文章を読んで、すぐに「あ、山だ」とわからなきゃいけないわけだ。

うつくしまの要綱には「バイクコースの多くは下り」と書いてある。

これを読んで、「わーい、下りだ、下りだ!!」と浮かれるのではなく、冷静に「多くということは全てではない」、と読み取らなければいけない。

そう、登りがあった。

平たんな道もあった。

そして、そのすべてが向かい風だった。

ついでにいうと、下りも向かい風だった。

2回の踏切での降車は、やっぱり緊張した。

つまり、バイクも、そこまでは甘くなかったわけだ。

走りながら、じゃあ、要綱が法律文書だったらどうなるのか、と考えてみた。

「バイクコースはスタート地点よりもゴール地点が300メートル低い場所にあるため、その○○パーセントが下りだが、○○パーセントは登りがあるため、100パーセント下りではない。また○○パーセントは平たんになる。風向きは年によって異なり、一方に向かって走るため、追い風の場合も、向かい風の場合も、最初から最後まで同じ方向の風が吹き続ける。しかし、向かい風の場合も、話が違う等の抗議は受け付けない。二か所の踏切では降車する必要があるが、それに加えて踏切に電車が通る時間にあたってしまった選手は運が悪いと思ってあきらめること。」

こんな感じだろうか。ああ、雨が降るかもしれないな。風も横風かも知れない。そこまでいろいろ考えると、面倒だから「コースの多くは下り」でいいや、ということになる。そう、それでいいのだ。トライアスロンとは、そういう、予期せぬことも楽しむ競技なのだ。

でも、と思った。「コースの全てが下り」のトライアスロンって、本当にないんだろうか。この世の、どこにもないんだろうか。あったら、行きたい。地の果てでも行きたい。でも、そうは言っても南アメリカ、とか本当に遠かったら、行くかな。行きたいけど、遠すぎるよな。どこまでだったら、行くかな。

こんなくだらないことを考えているうちに、バイクコースが終わった。

平均速度:時速28.05キロ
最大速度:時速52.17キロ
走行時間:1時間24分34秒
バイクラップ:1時間35分23秒
トランジット:10分49秒

目標実走時間を10分26秒も上回った。やっぱり、たとえ全部でなくても、たとえ向かい風でも、下りの威力ってすごい。みんなはもっと速いけど、へっぽこにとって、これはいわば驚異的なタイム。

いつもは出せないスピードでひたすら進んで行ったときは、それはそれは爽快だった。

そして、ひわさの要綱を見てもすぐには山とはわからず、うつくしまの要綱をみて下りだ下りだ、と浮かれた私は、「勘違いですよ」と釘を刺されているのにもかかわらず「でも、私、本当はバイク、少しはうまくなったんじゃない??」と思ったのは言うまでもない。
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コースのフラットな部分。
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バイクコースから見える磐梯山。

# by trineko710 | 2010-09-01 23:48 | レースレポート | Comments(0)

うつくしまトライアスロンinあいづ(湖のスイムの味編)

うつくしまからもう一週間以上たってしまったけれど、レースレポートの続き。

さて、朝8時の段階ですでに灼熱と化した浜辺に出てからほぼ1時間後、ようやくスイムがスタートした。

この大会はウェーブスタートでないため、500名弱の選手が一斉にスタートする。多分そのせいか、今までになくバトルに巻き込まれてしまった。バトルというか、どこまで泳いでも人にぶつかる。キックがあたる。腕のかきではたかれる。

なぜだろう。

波やうねりで選手がばらけることがないからだろうか。多分、私くらいの泳力の選手が非常に多いのでしかたないんだろう。

波がないからブイが見やすいかと思ったら、ヘッドアップしてもなかなか見つからない。

なぜだろう。それは不思議だった。

いつになく長く感じた二周を終えてようやく浅瀬に向かう。脚がつくところは水が濁っているのですぐわかる。浅瀬では歩いている選手が多くなったが、できるだけ泳ごうと思い、泳ぎ続けた。それでも、息継ぎのたびに隣で歩いている人と並んで移動しているのに気付き、空しくなって立ちあがった。

水から上がると時計が見えた。30分20秒だった。30分台を目指していたので、そこからなんとか早歩きをするがなにせ水の中なので思うように進まない。結局31分25秒でゴールした。

生まれて初めての湖でのスイムは、しょっぱくはなかったが、そんなに甘くもなかった。

浜辺から上がり、少し離れたところにあるトランジションに移動し、いよいよ今回のメインのバイク。バイクの前にわくわくしたのは初めてだった。だって、下りだから。
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磐梯山と猪苗代湖。沖に出ると底が見える。

# by trineko710 | 2010-08-31 00:17 | レースレポート | Comments(0)

コナ夕陽

もうすぐコナともお別れです。
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・・・ところで、日本はまだ灼熱でしょうか・・・。

# by trineko710 | 2010-08-28 19:06 | | Comments(2)

コナ

ハワイのハワイ島、通称ビッグアイランドに来ています。

宿泊地はコナです。

休暇ではありません。

将来に備えての下見です。

嘘です。

仕事です。

仕事のことはブログには書かないようにしているのですが、コナはトライアスリートの聖地、ということで書きたくなりました。

今日も、空港からホテルに向かう道を、DHバーをもったトライアスリートたち数名が練習していました。

コナはハワイ独特の気候で、日差しは強いけれど日影は涼しく、風があるため夜はジャケットが必要なくらいです。つまり一言で涼しいです(あ、石を投げないでください!)。

帰る頃には日本は少しは暑さが収まっていることを期待しますが、無理でしょう。

へっぽこゆでだこうつくしまレースレポートは、なので、ちょっと遅れます。

ではみなさまALOHA!
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ホテルのラナイ(ベランダのこと)から見た景色。

# by trineko710 | 2010-08-26 23:09 | | Comments(1)

うつくしまトライアスロンinあいづ(ゆでだこ編)

応援ありがとうございました。

私にとっては野心的な目標タイムが達成でき、とても幸せです。レース結果です。

総合タイム:3時間20分45秒(完走者469人中433位)
スイム:31分26秒(469人中239位)
バイク:1時間35分32秒(469人中427位)
ラン:1時間13分47秒(469人中445位)

では、レースレポートです。

朝、ホテルから外を見たら牛がいた。
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のどかだなあ。でも私にはゆったりしている時間はない。

とにかくこの大会はスタート地点とゴール地点が30キロも離れているため、いろいろと準備をしなければいけない。私はスタート地点に近い猪苗代湖方面のホテルに宿泊したため、朝は7時45分までに会場に行き、ラン用品と、フィニッシュ後の着替えを詰めたトランジションバックを委託しなければいけない。ホテルは猪苗代湖方面とはいっても、車で20分ほどはかかる。ホテルの朝食が7時からなので、とにかく何かを口にしなくては、とあわてて食べて超特急で会場に向かった。

無事に会場に到着した後は、すべての準備を整えて8時15分までにスイム会場に移動しなければいけない。この時間を過ぎると、ペナルティになる。そして、一度スイム会場に移動したら、もうトランジションエリアには戻れない。なので、忘れ物がないよう何度も確認する。

定刻の8時15分には、ウェットスーツを着込んだ500人弱の選手が浜辺に勢ぞろいした。

そこから数々のセレモニーが始まる。開会のあいさつ、主催者のあいさつ、招待選手のあいさつ、選手宣誓、等々。なんでも例年は300人を超える程度の参加人数だったのだが、今年は560人もの応募があり、60名もの方が出場できなかったそうだ。

予想外のことだったに違いない。

そして、おそらくもう一つ、予想をはるかに超えたことがあった。

浜辺にしつらえたステージを見ながら、私の思いは、この、誰にとっても予想外、もしくは予想以上のことに集中してきた。

暑い。

とにかく、暑い。

ふと横を見ると、湖の湖畔で素っ裸の小さな子どもたちが楽しそうに水浴びをしている。

そして、私たち選手はウェットスーツを着込んでいる。

後ろを振り返ると友人が水につかっていた。賢い。私もばしゃばしゃと湖の中に入る。ウェットスーツの首から水を入れたら、袖口からお湯が出てきた。

各種式典が終わった後は、競技説明会。競技委員長は、開口一番こう言った。

「私の祈りもむなしく、本日、会津若松は快晴、気温は34度が予測されており、トライアスロンには『最悪の』気候となりました。」

「バイクコースは、10キロを過ぎたあたりから今まで経験したことのない快感を得るでしょう。こんなにスピードが出て、うまくなったのではないか、と思うかもしれません。でもそれはすべて勘違いであります。ひたすら下りが続くだけなのです。」

「下りから登りに入る道があり、スピードを出して登りに勢いをつけたいでしょうが、そこには段差があり、そこで落車をすると7メートル先の川に落ちます。(中略)もう一つ下りで危険な個所があり、そこは墓場のすぐ近くです。そこで減速をせずに、スピードを求めるか、失敗して命を落とすか、しっかりと考えてください。」

ユーモアあふれる競技説明が終わると、こんどはエアロビ準備体操。

インストラクターが、大きな声で動きを指導し、みんな、音楽に合わせて身体を動かす。エアロビを取り入れているので、結構激しい。でも準備体操は大事なので、みんな真面目に取り組んでいる。私も真面目にやった。ウェットスーツを着ながら。そして、すべて終了したときには、私は立派なゆでだこになっていた。

このあとに、ようやく沖合のスタート地点へ移動。そこで待つこと10分強。

浜辺に出てからおよそ1時間後、待ちに待った「ぱぉー」の号砲が鳴るときには、私は疲れてへなへなでなんだかおなかまですいてきたゆでだこになっていた。

# by trineko710 | 2010-08-24 23:31 | レースレポート | Comments(3)

うつくしまトライアスロンin会津

目標タイム達成。

3時間20分45秒でした。

下りって素敵。

# by trineko710 | 2010-08-22 19:51 | レースレポート | Comments(5)

うつくしまトライアスロンin会津(落とし穴編)

福島到着。

猪苗代湖は海の様に広い。
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右手に見えるのがスイムフィニッシュのゲート。
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猪苗代湖でスタートし、フィニッシュは30キロ離れた会津大学なので、特に会津方面に宿泊している選手のために前日からバイクを預託できる。
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ここにも神頼みができる場所があった。どうやら学問の神様らしく、たくさんの絵馬に「合格祈願」と書かれている。でもせっかくだから「怪我なく目標タイムが達成できますように」とお祈りする。時間が遅かったのでさい銭箱がでていなかった。つまりただで神頼みしたわけだが、ご利益はあるのだろうか。あると信じよう。
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バイクコースを車で少し試走した。夕陽が沈む時間だった。
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さて、今回も、落とし穴はあるのだろうか。

パンフレットに、「猪苗代湖は岸からおよそ200メートルは水深が浅いため、スタートは岸から200メートル時点になり、一周650メートルを2周したら、岸までは水中歩行にての進行を認める。」と書いてある。つまり、実際泳ぐのは1500メートル中1300メートルなわけだ。残りの200メートルは、みんな走るにきまってる。でも、私は走ったり歩いたりだろう。つまり私には不利。

これが落とし穴か?

ゴール地点がスタート地点より300メートル低い所にあるバイクコースは「その多くが緩やかな下りになります」というバイクコースだが、あくまでも「その多くであり」、今日少し試走したら、目の錯覚かと思う上り坂があった。

これが落とし穴か?

バイクとランのトランジションエリアは別になり、バイクを終えたらラン用品の入った袋を持って、「ミニランで」着替えエリアに行くようにと書いてある。ランの前にミニランをしなければならない。

これが落とし穴か?

今回も、お土産をもらった。
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中には、喜多方ラーメンと、熱中症予防の水と・・・そして、うつくしまトライアスロンinあいづラベルの日本酒が。
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あ、福島の日本酒だ。美味しそう。飲みたいなあ。

だめだ。試合前に。飲みすぎたらどうする。二日酔いになったらどうする。

これが落とし穴か?

そうだ、これがそうだ。これなんだ。落ちちゃいけない。落ちちゃだめ。

恒例の目標タイム:

スイム:30分(しかし・・・泳ぐより歩くほうが遅いような気がするので厳しいかも。)
バイク:目標走行時間1時間35分!いえい!下りだもん!
ラン:いつも通り目標1時間10分。今回は立ち止まらずに給水することを目指してみよう。
トランジット:すべてのトランジットの距離が長そうなので・・・目指せ8分。

合計目標タイム:3時間23分。あ、ちょっと野心的かも。駄目でも、3時間30分切れたら嬉しい。

# by trineko710 | 2010-08-21 23:25 | レースレポート | Comments(2)

うつくしまトライアスロンin会津(夢編)

私にはささやかな夢がある。

それは、トライアスロンのレースで、バイクのスタート地点よりもゴール地点の標高が低いレースに出ることだ。

つまりずっと下りのレース。

なんて楽しそうなんだろう。

本当に、夢みたい。

で、そういうレースを探してみた。

あるわけない、と思うでしょう。

あったもーん。

それが、次の日曜日、8月22日に福島で行われる「うつくしまトライアスロンin会津」だ。

猪苗代湖で泳いで、バイクで会津若松市まで下る。

「下る」ってなんて素敵な言葉だろう。

私、初めてバイクで「楽しい」って思えるかも。

そうしたらこのブログに書いちゃおっと。楽しかったって。わーいわーい。

でも、ふとこうも思う。

今回のレースには、落とし穴はないのか、と。

楽しそうな雰囲気に惑わされ、実は別の部分で凄くきついことが隠されているんじゃないか、と。

いけない。

私、ちょっと素直じゃなくなってる。

やっぱり、物事は言葉通り受け止めなきゃ。

たとえそれが、同じ間違いを際限なく繰り返す、という結果を生んだとしても。

たとえそれが、落とし穴に落ちてから、落ちたと気付く人生に結びついたとしても。

だから、今度のレースは、今度のレースこそ、いえいえ、今度のレース「も」きっと楽しいことだらけに違いないと思おう。

きっとそうだよね。
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「僕の夢は、自分でタッパーを開けて、好きな時に好きなだけご飯を食べることです。」

8月18日(水)の練習:バイク練約90キロ

# by trineko710 | 2010-08-18 22:11 | 「楽しい」 | Comments(4)

サニーフィッシュ合宿(海編)

二日目は朝9時半に宿を出て保田に向かい、10時半からオーシャンスイムの練習。

目印のブイに向かってドルフィンスルーやヘッドアップの練習をしながら何周回かし、そのあと沖合にある橋を目指し遠泳。往復1.5キロ弱あったかもしれけれど、なんと目指す橋の下は脚がつくほどの深さしかなく、折り返しで休憩できたので快適でした。透明度も良く、一人では怖くて行く勇気が出ないところにみんなで泳いで行けて楽しかった。

こんな風に結構泳いだ後に、クライマックスのアクアスロンが行われました。前日の夜に距離を聞いたもののヒ・ミ・ツと言われ、気が気ではなかった私。いろいろなことをする前に頭の中でシミュレーションをする性質なので、とりあえずやってみよか~、というのは不安なのです。こう見えても小心者なので。

で、発表された距離は、スイムは二つのブイを回って一度上陸し、再び入水して二周回、そのあとで1キロのランでした。ランの距離が短くて嬉しかったものの、クラゲよけにウェットを着ていた私はウェット脱いで靴はいているうちにトップがゴールしてしまうのではないか??と予測し、それが見事的中しました。

アクアスロンは二回行われ、二回目は一回目の半分の距離でした。短いのでウェットを脱ごうか一瞬迷ったけれど、実は海が怖いのと、この日すでに唇をクラゲに刺されていたのでやっぱり着ることにしました。一回目ビリだった私はハンディをもらい、一番でスイムスタート。それでもやっぱりトランジットで全員に抜かれ、ランの遅さも相まって再び最後に。さながら実際のレースのようだったけれどこれですべての練習を終えた、という達成感とともにゴールしました。

この後はみんなでスイカ割り。スイカ割りなんてしたの何年、いや何十年振りだろう?
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スイカには当たらず、無意味に棒を割った私。

解散の後は近くでお風呂に入り、昼食を食べ、各自帰路についたのでした。

ちなみに私はせっかくなので一日延泊し、翌日もバイク練で80キロ弱走ってきました。仕事柄バイクの練習時間を見つけるのが一番難しいので、まとめて練習できた3日間はとてもとても貴重な経験でした。

8月13日(金)練習オフ
8月14日(土)バイク 82キロ
       ラン 10キロ
8月15日(日)バイク20~25キロの間
       オーシャンスイム 2キロくらい?
       アクアスロン
8月16日(月)バイク80キロ弱
8月17日(火)練習オフ 

# by trineko710 | 2010-08-17 23:58 | 練習 | Comments(0)

サニーフィッシュ合宿(バイク編)

トライアスロンスクール、サニーフィッシュの合宿に行ってきました。

集合は8月14日(土)の朝8時に房総半島の南端に近い布良(めら)というところ。

最近己の弱点に対する認識を強めている私は、朝4時に起きるなんて無理でしょう、ということで一人前泊するために千葉のビジネスホテルを予約しました。ところが、前日になり、実は同じ千葉県でもホテルから集合場所までは1時間以上かかることが判明。相変わらず、良く準備しているんだかしていないんだかわからないという性格までしっかり現れた合宿のスタートとなったのでした。

初日は、まずバイクのロングライド。私はもちろん一番初級のグループに入り、出発。ところが、同じグループの仲間は実は上のレベルでも大丈夫だった、という実力の持ち主でした。でも、二日間仲良く走りました。

合宿の説明書には「大きな峠越えはありません」と書いてありましたが、ちかごろ疑り深くなった、じゃない、ちかごろ「他の人にとっては大きな峠越えでなくても、私にとっては大きいのだ」ということも認識した私は、びくびくしながら走っていたら、やっぱりありました、巨大な峠越え。そこで初めての無念の降車。しばらく自転車をひいて歩きました。来年は登りきれるようになりますように。

休憩場所のコンビニごとに大量に水分を取り、好きなだけアイスクリームやらアイスキャンディーやらを食べながらロングライドは終了。炎天下プラス復路の強烈な向かい風の中、総走行距離は82キロ強。私にとっては最長距離でした。

そのあとは各自コーチとともに30分から2時間のラン練習をしました。私は初めて見る房総半島の海岸沿いをゆっくりと10キロ走りました。

眺めの良いお風呂に入った後は夕食。前日4時間程度しか寝ていなかった私は絶対早寝するぞ、と決意していたにも関わらず、有志による宴会にあっさり参加。「楽しいことが好き」であり、かつ意志薄弱な私が宴会の存在を知りながら寝るなんてことができるわけありません。しかし、笑い転げながらの4時間だったため、あれは腹筋のトレーニングだったのだ、と思い込むことにしました。

翌朝は6時からバイクのショートライド。このときは「真に」平坦な、海岸沿いのきれいなフラワーラインでした。
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折り返し地点の海岸。写真では良くわかりませんがきれいな朝日でした。
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一緒に走った仲間たち。
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CEEPO(シーポ)というメーカーの自転車に乗っている三人。名付けてシーポ三兄弟。右からViper(ヴァイパー)に乗っている長男、Katana(カタナ)に乗っている長女、そしてVenom(ヴェノム)ベースのMosa(モサ)に乗っている末っ子の私。ちなみに実年齢は全く関係がありません。つまりお兄ちゃんとお姉ちゃんは本当にバイクが上手で速いのに、私はへなちょこなので妹分というわけです。

およそ25キロの朝練を終えた後は朝食を済ませ、支度をして10時半からのオーシャンスイムの会場に向かったのでした。

# by trineko710 | 2010-08-16 22:41 | 練習 | Comments(2)

今日の冷房猫

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「今日も窓際で寝ていました。ところが急に雨が降ってきました。お母さんはばたばたと窓を閉め、冷房をつけてくれました。だから、ソファーに移って、寝なおしました。涼しかったです。」

8月12日(木)の練習

ラン:21.22キロ(ガーミンによるデータ。多少誤差あり。21.097キロのはず)
2時間39分22秒(7分31秒/キロ)平均心拍数142拍/分 消費カロリー1256kcal

今日は初めからハーフの距離を走るつもりはなかったけれど、涼しかったし、走れそうな気がしたのでやってみた。今回はどこにも痛みがでなかった。給水もボトルを持って走った。7周目に一度だけ立ち止まってボトルのドリンクを補充した。コーチによると、今回のほうが後半のラップが良かったということだった。でも、計算しなおしたら、前回のほうがトータルでは少し速かったかも。ただ今回は後半落ちなかったので良かった。前回はガーミンのボタンの押し方がうまくいかず、途中で止まってしまったのだけど、今回はちゃんとできた。

# by trineko710 | 2010-08-12 23:25 | | Comments(0)