これって楽しいことらしい


トライアスロンって楽しいよ、とトライアスリートに言われ真に受けた私。ホントカイ。真実を探る旅、開始!
by trineko710
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アイアンマン70.3セントレア常滑ジャパン(お涙頂戴はなしよ編)

大会当日皆様に報告した通り、アイアンマン70.3セントレア常滑ジャパンは無事に完走することができました。

総合時間 8時間9分51秒(完走者914人中910位)
スイム 43分14秒(466位)
バイク 4時間17分36秒(931位)
ラン2時間58分10秒(878位)
トランジション(スイム→バイク)6分08秒
トランジション(バイク→ラン)4分43秒

本当に応援ありがとうございました。最終走者だったのに、順位が最終ではないのは、ウェーブによってスタート時間が違うため、私より早くスタートした選手も多くいたためです。

では、レースレポートです。
ちなみに、ミドルのレースです。いつものショートの2倍以上の距離です。
なので、レポートも「きわめて」長文です。許して。
では、よろしくお願いいたします。

アイアンマン70.3セントレア常滑ジャパン(お涙頂戴はなしよ編)

常滑のバイクコースに試走に行った。

大会に出ようかどうしようか、まだ迷っていた時のことだ。

キャンセル待ちの連絡が来たときに、大会委員会に制限時間について問い合わせたところ、8時間10分ということだった。頭の中で計算をしてみると、ランで焦らないようにするためには、バイクを4時間で回れれば理想的だった。

空港のまわりだから、バイクコースはフラットだろう、という何の根拠もない思い込みから、時速23キロだったら大丈夫かな、と思いエントリー料金を入金した。

それからずいぶんして、バイクコースは激しいアップダウンの続くコースだということが分かった。

焦った。

私が出場したアップダウンの続くコースと言ったら、ひわさうみがめトライアスロンがある。あの時は、トランジションが入っていたとはいえ、平均時速約20キロで、合計2時間近くかかっている。

バイクに4時間半もかかったら、時間内にゴールできない。

どれくらい時間がかかりそうか、とにかくコースを走ってみることにした。

そして、一つ一つの坂は登りきれる勾配だけれど、これを90キロ続けて走ったときに、4時間以内でバイクを終えるのはかなり難しいだろうということを実感した。

帰りの車の中で、どうしようかな、とずっと考え続けた。

あまりにも無謀ではないか。まったく、どうかしてる。トライアスロンを始めて、まだ数カ月しかたっていないのに。去年の暮れから練習を始めたといっても、途中怪我等で練習できなかった時もあったので、実際はまだ半年くらいしか経っていないじゃないか。

やっぱり、棄権したほうが良いだろうか。

運転しながら、ため息しか出なかった。

その時に、急に朋子さんの顔が浮かんだ。

朋子さん。愛称は朋子姐さん。

私よりも二つ年上で、最愛の夫と猫二匹と暮らす、美人で才媛で、良家のお嬢様として育ったのに気取ったところは少しもなく、上のひとにはへつらわず、下の者へは面倒見がよく、めっぽう酒に強い、仕事を通じて知り合った友人だった。そして、一年に数回、朋子姐さんを含む友人たちと誰かの家に集まり、美味しい料理を食べつくし、ワインを飲みつくし、そして、おしゃべりをしつくす、ということをここ何年間も続けていた。

去年の12月23日にクリスマスパーティーがあった。

そのときに「トライスロンに出るんだ」とみんなに報告した。

いきなり突拍子もないことを言いだした私を、みんなは応援してくれた。

朋子姐さんは「どこでやるの?」と聞いた。

「石垣島。」と答えると、「あら、近場ではないの?」

「近場だったら、応援に行きたいわ。」と言ってくれた。

思いがけない言葉に「あるかもしれない。探してみる」と答えながら、私はその言葉がとても嬉しかった。

年が明け、お正月が過ぎてまだ日が浅いときに、朋子姐さんは突然亡くなった。

心臓発作だった。

あまりのショックに、しばらくは泳ぐのも走るのも、何をするのも気力がなくなってしまった。

でも、応援してくれたから、と思いなおし、それから一月ほどたってから練習を再開し、4月の豊崎の大会に出て、完走した。飲み仲間たちと、朋子姐さんが応援してくれてたよね、きっと、と話した。

竹を割ったような性格の彼女は、お涙頂戴が大嫌いだった。わたしも、好きではない。だから、毎回大会に出るたびに彼女のことを思い出しながら、ということはなく、それからはたんたんと練習し、試合に出るということを繰り返した。

それなのに、突然、車を運転していて彼女のことを思った。

朋子姐さんは亡くなる10年以上前に、ごくごく初期のガンの手術をし、完治している。でも、その経験から「人間はいつ死ぬかわからないのだから、好きなことして暮らすのよ。」とよく言っていた。そして、その通りになった。

「生きているんだから、やりなさいよ。」

と聞こえたような気がした。

そうだよな、と思った。

トライアスロンは私にとっては遊びだ。でも、こんな遊びも、今、偶然生きていて、たまたま健康だから、やろうと思えばできる。来年どうなっているかなんて、わかりはしない。

出よう。

冒険だし。失敗してもいいじゃないか。

完走したら、朋子姐さんのこと、書こうかな、と思った。

「心配しないで。お涙頂戴にはしないから。」と心の中で約束した。
f0235925_011896.jpg

試走の時にホテルから見えた夜明け。

by trineko710 | 2010-09-23 00:14 | レースレポート
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