これって楽しいことらしい


トライアスロンって楽しいよ、とトライアスリートに言われ真に受けた私。ホントカイ。真実を探る旅、開始!
by trineko710
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ひわさうみがめトライアスロン(へっぽこ亀になる編)

今回はトランジットを短縮する!と強く誓ったわりには、素早くバイクコースに向かう気力がない。暗い顔をして出発する。

町中を数キロ走るといよいよ南阿波サンラインに入る。そこまでは平たんなので、本来はここでスピードを上げるべきなのだが、そうするとサンラインに早くついてしまう。行きたくないよぉ。葛藤と闘いながら26キロくらいで進む。

しかし、いよいよ、入り口に着いてしまった。

自転車が得意な練習仲間から、ギアが軽すぎると、進むのが大変だからある程度負荷をかけたほうが良いですよ、と教えてもらっていた。

しかし、私に与えられた選択肢は一つしかないことが即座にわかる。

つまり、あっという間に一番軽いギアでなければ堪えられなくなる。そして、マイペースとは、このスピードでなければ命が持たないというペースだということが分かった。

バイクに入ったら、おそらく300人近くの選手に抜かれるだろうと予想していたので、邪魔にならないように極力左側に寄る。でも、そこにはむき出しの側溝がある。落ちたくない。だから、ぎりぎりまでは寄れない。加えて、スピードが遅いので、バランスを崩しかねない。

キープレフト、キープレフト、でも側溝は見ちゃダメ、見つめると落ちるから、と言い聞かせながらひたすら「よいしょっ、よいしょっ」のスピードで漕いだ。

速度を見たら時速9.7キロだった。自転車を降りて引っ張るよりも速い。だからまだ頑張ろう。でも、すぐに、休みたくなった。

ガードレールに寄りかかりたい・・・。でも、まだ登りは始まったばかり・・・。もう少し頑張ろう。でも、なんでこんなにギアが重いの。もしかして、まだ一番軽いギアじゃないかも??と悪あがきをし、カチャカチャと試してみるが、やはりもうギアは残っていない。この悪あがきは、この後も何度も繰り返された。

進んでいる気がまったくしないまま、ひたすらこぎ続ける。途中で一度少しだけ傾斜が緩やかになり、また登り復活。何も考えられない。亀って時速何キロだっけ。ああ、これはうみがめトライアスロンだから、亀スピードで良いんだぁ、あははっ、と思う。どうやら私の中で何かが壊れたらしい。

ふっと、楽になった。下りだ。ああ、最初の4キロ近い登りが終わったんだ。登りきったんだ。信じられなかった。

コース上には2か所給水があり、ボランティアの子供が紙コップを差し出してくれた。でも、手を差し伸べようとしてこける可能性が大きいので、「ありがとう、でも大丈夫」と、首振り人形の様に頭で合図する。

10キロ地点の給水では、先頭の選手が目にもとまらぬ速さで下って行った。一人の少年が「はっえええー。」と口をあけて見ていた。

いよいよこれからは少し下りが増えるかな、と思った13キロくらいのところで突然雨が降り出した。それも強烈な雨。なかなかやまない。登りの遅さを下りでカバーするプランから、とにかく下りでスリップしないよう、安全運転に気持ちを切り替えた。

ここからはほぼ全面的に雨になる。下りで、ちょこちょこブレーキをかけながら、ブレーキが利くことを確認しつつ進む。そして、登りはひたすら耐え続ける。

しかしある時、登りが更に進まなくなった。こいでも・・・こい・・でも・・・こ、こいでも・・・。ここが勾配10%か。サイクルコンピューターを見たら、時速「6.4」キロ。画面をじぃっと見つめる。

グアムの丘を「走って」いるときに、歩くことと「おそらく歩くよりも遅いスピードで」走ることの違いについてしみじみと考えた。

今回は、「おそらく歩くのと同じスピード」で、息も絶え絶えに自転車をこぐことの意味について考えざるを得なかった。

時速6.4キロ。

しかし、ここである好奇心が頭をもたげてきた。

私は少なくとも時速6キロは維持しながら、登りきることができるのだろうか。ランでは、どんなにきつい坂でも、脚を前に動かしていればいつかは登りきることが分かった。自転車もそうなのだろうか。

それとも、時速、5キロ、4キロ、3キロと更にスピードが落ちて行き、どこかの段階で力尽き、時速0キロで停止するのだろうか。ぱたっと横に倒れたら後ろに迷惑だろうから、そうなったらクリートを外さなきゃ、と頭の中でシミュレーションする。

もしくは、時速0キロまで行かなくても、バランスが崩れる速度があるのだろうか。そうだとしたら、それはどの段階だろうか。

とりあえず、これを大いなる実験として受けとめ、やってみよう。そう、これが、歩くのと同じ速度で死にそうになりながら自転車をこぐことの意味なのだ!

やはり、どこかが壊れたらしい。

結果は6キロ維持だった。これで、自転車でも、どんなに進んでいる気がしなくても、ひたすらこげば、移動できるということが分かった。不思議だが、事実だった。

折り返したあとも雨は続く。途中、パンクしている選手が数名いた。下って急にそのまま登りに入る、ジェットコースターのようになっている場所も複数あった。救急車とすれ違った。

ようやく「これが最後の登りですよ」とボランティアの方が教えてくれた。ほっとした。ただ、ここからは4キロ近い下りで雨。私のようなへたっぴいがコントロールできないスピードを出したら目も当てられない。もう一度安全運転を誓う。

それでも、下りはやっぱり気持ちよかった。サンラインを終え、再び町中に出た時に、あのコースを走りきったんだ、と思った。時間はかかったけれど。夢のようだった。

バイクのゴールラインでは脚が疲れてクリートがすぐにはずれず、「大丈夫?」と声をかけられた。なんとかこけることはなく自転車から降りながら「駄目でーす」と、にこにこしながら答えた。

バイクにかかった時間:1時間59分30秒68(バイクラップ順位572位)
バイク終了時の順位:515位
バイクで私を抜いて行った選手の数:277人(記録的人数達成)
サイクルコンピュータによる時速:平均時速20.4キロ 最大時速73.24キロ(どこで出したか全く不明。サイコンも壊れたか?)
f0235925_1221360.jpg

なぜか私はうみがめキャラクターが非常に気にいってしまった。これはトライアスロンバージョン。カイくんがスイム、マリンちゃんとカレンちゃんがバイク、カレッタくんがランをしている。私もいつかマリンちゃんたちのように楽しそうにバイクをしたい。

by trineko710 | 2010-07-22 01:27 | レースレポート
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