これって楽しいことらしい


トライアスロンって楽しいよ、とトライアスリートに言われ真に受けた私。ホントカイ。真実を探る旅、開始!
by trineko710
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グアムトライアスロン・競技前日

昨日もお伝えした通り、グアムトライアスロン、無事に完走しました。応援してくださった皆様、本当にありがとうございました。

では、レースレポートです。いまさらですが長文です。

題して「グアムトライアスロン(これって遊びの観光らしい)大会前日編」です。

*****************************

グアムの空港に着いた。飛行機から降りたとたん、もあっとした空気に包まれため息がでる。

入国審査で順番を待っていたら、大勢の日本人観光客が次々に入ってきたのでびっくりした。グアム人気が復活したのだろうか。トライアスロンをしそうな人を探してみるが、見当たらない。後ろに並んだ夫婦が運動をしていそうだったが「晴れていてよかったね~。曇りだとつまらないよね。」という会話を聞き、違うと悟った。あ、でも今回は私も観光客だったっけ。

ところが、順番が来て審査官に「訪問の目的は?」と聞かれ、思わず「トライアスロン」と答えてしまった。いけない。今回は「遊びに」来たのに。すると「ええっ、あれって、走って泳いで、自転車漕ぐの?」と聞かれたので「泳いで、自転車漕いで、走るの」と答える。

「大会はいつなの」という話になり「明日。」というと「あら、昨日来れば、一日休めたのに」と指摘され「いや、実は・・・」と説明しようと思ったが、後ろに文字通り数百人の日本人が並んでいたので、待たせてはいけないと思いやめた。

荷物を受け取り、レンタカーを借りてホテルに向かう。考えてみれば、アメリカで運転するのは5年ぶり。頭の中でひとしきり交通ルールを確認し、出発。最初の左折でウィンカーを出そうと思ったらシャーという水とともにワイパーが作動し、フロントガラスがぴかぴかになった。

ホテルにチェックインし、落ち着いたのが夕方の4時ごろ。5時半から競技説明会があるので、その前に明日の支度をしてしまおうと思い、駐車場で自転車を組み立て始める。すると、アメリカ人の男性が「手伝いましょうか?」と声を掛けてくれた。お願いしたら、あっという間に組みあがってしまった。私がやったら20分くらいかかるのに。

自転車ショップのオーナーだそうで、リレーに出るそうだ。出来上がるころに奥さんがやってきて、二人で「これがDHシフター」だ、と話をしている。実は私は電動のコンポーネントを使っていて、二か所でギアチェンジができるようになっている。もちろん、まったく使いこなしていないのだけど。「話には聞いていたけれど、見るのは初めて」と言われ、「いや~、道具負けで」と恥ずかしそうに言ったら「じきに追いつくわよ」と励ましてくれた。

そうこうしているうちにあっという間に5時半になり、競技説明会会場に向かう。実は説明会は、24日にアメリカ人向け、25日に日本人向け、と二日に分かれて行われるはずだった。ところが会場に着いたら、参加者が少ないので、両方まとまって開催されることになったと聞いた。私はもともとは24日の説明会にも出て、25日にコース下見に行こうと思っていたので、出発を遅らせて本当に良かった。早めに来ても、何もすることがなかった。

さて、5時半になったが、一向に始まる様子がない。そういえば、コーチが「南の島の大会は緩いですよ~」と言っていたな。こういうことか。ピザなどの軽食を食べながら待ち、ようやく説明会が始まったのが午後6時半。終了予定時間に始まるなんて、これぞ南国。でも、いいんだ。私、今回遊びに来たんだから。細かいことは気にしない、気にしない。

バイクコースは路面がぬれていたら滑りやすいこと、ランコースは「丘(坂よりも大きな存在)」が三か所あることなど、ある意味衝撃的な説明を受け、説明会は終了。参加者は33人というとても少人数、いや、アットホームな大会なので、一人旅になるなと覚悟する。

また、雑誌の取材でサニーフィッシュの代表とコーチ一人がグアム入りをしていた。一人ぼっちを覚悟して申し込んだので、顔を見てものすごくほっとした。

説明会の後に一か所自転車で見てもらいたいところがあったので、ホテルの中に運んで行ったら、知らない人たちから「凄い自転車ですね!」と口ぐちに言われる。凄く人気者だった。私ではなく、自転車が。

極めつけは、「写真撮らせてください!こんなの見たの初めて!」と一人の女性が駆け寄ってきたことだった。「はい」と答えたものの、微妙な雰囲気。

「もしかして、私、どいたほうが良い?」と思い、自転車をガラスのドアに立てかけ、「ど、どうぞ」と、自転車を独り立ちさせると、その女性は、自転車だけ写真にとり、満足そうに「ありがとう」と言って立ち去って行った。

自転車を褒められるたびに、私は複雑な心境になる。明らかに、私の実力が追いついていないから。いつも心の中で「私この自転車で23キロしか出ないんだけど・・・。」と呟いている。いつか君にふさわしいトライアスリートになれますように、と祈りながら自転車を車にしまい、ホテルの部屋に戻ってこの夜は10時少し過ぎに就寝した。
グアムトライアスロン・競技前日_f0235925_23205882.jpg

レンタカーと人気者君

by trineko710 | 2010-06-27 23:24 | レースレポート
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